過食の負のループから抜け出す方法|世界最先端の食事法「インテュイティブ・イーティング」の教え

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過食の負のループから抜け出す方法|世界最先端の食事法「インテュイティブ・イーティング」の教え

過食とダイエット制限を繰り返していませんか? 過食の原因と負のループから抜け出す方法をお伝えします。

友人と食事をした帰り道「今日は絶対にコンビニに寄らない」と言い聞かせては、やっぱり立ち寄ってしまう。買い物かごには菓子パン3つ、スナック菓子2つ、アイス4つ。帰宅後、一人部屋に閉じこもり、買ったものを一気に平らげる。食べきるまで気が済まない。お腹が苦しい。罪悪感でいっぱい。それでも、また明日も過食を繰り返す。これが彼女(会社員・30代)の日常。

そして、一緒に住んでいる家族、同僚、友人も彼女の本当の食生活も苦しみを知らない。なぜなら外では普通にふるまうことが出来て、食べる量も人並みだから。

過食は「食べ過ぎ」と違う

過食というのは一般的な「食べ過ぎ」と違い、スイッチが入るとお腹がいっぱいでも食べ続けてしまう衝動です。本当は健康意識が高く痩せ願望があるにもかかわらず食べてしまい、終いには罪悪感と嫌悪感に襲われます。そして、過食をしていても周りに気づかれないことが多いのです。

「過食」と聞くと恐らく「太い」や「健康意識が低い」「意志が弱い」等の特徴をイメージするでしょう。

しかし、過食をしている方の体型は様々で、健康意識が高い場合が多く、意志の問題でもありません。

では、矛盾が多いように思える過食はなぜ起こるのでしょうか。

過食衝動の引き金

過食衝動を引き起こす原因は大きく分けると2つあります:

①ストレスと不安

過食の引き金となる大きな要因はストレスや不安等のマイナスな感情がある心地悪い状態です。過食をすることで感情から逃げたり、心を満たそうとしているのです。

②食事制限の反動

人間の身体は栄養が必要になると、食欲が働きます。お腹が空いたときに食べて、ある程度満腹になれば問題はありませんが、栄養を十分に摂取しないと食欲が増してコントロールができなくなります。過食衝動は矛盾しているようですが、食事を制限しようとするほどブレーキが効かなくなるのです。

過食を止めようとすると悪化し「負のループ」に陥る

過食で苦しんでいる方は過食してしまった分調整しようとしたり、過食を止めるためにダイエット制限や運動という手段を取ります。一見カロリー摂取を控えるか消費することは良いことのように思えますが、この行為が過食の引き金となるのです。

過食の後は罪悪感でいっぱいになり、憂鬱になってしまいます。食べてしまった分翌日からまたダイエットを始めます。しかし、ダイエットを始めても制限の反動や我慢からくるストレスでまた過食をしてしまい、負のループになります。

過食の負のループ
過食の負のループ

負のループから抜け出す方法

負のループから抜け出すために制限するのではなく過食の原因を根本的に解消していく必要があります。

そこでお伝えしたいのが「インテュイティブ・イーティング」の考え方です。インティイティブ・イーティングとはアメリカ発祥の科学的根拠に基づくアプローチのことです。ダイエットや他の食事法とは違い、ルールを手放して身体の声に従って食べることです。

以下では2ステップでお伝えします。

①過食の引き金となるストレスの原因を把握

まずはどういうときに過食をしてしまうのか把握しましょう。

例えば、人にどう思われるか気になったときや仕事量が多いとき、疲れているとき、心が満たされていないとき。過食する人の特徴は人の意見に振り回されたり、対人関係が苦手、ストレス管理が上手くできない方に多く見られます。

過食の原因になる引き金を自覚してその時の感情を受け入れることが大事です。

②ストレスや不安を減らすためのセルフケア

過食の原因となるマイナスな感情を落ち着かせたり、心を満たすために自分に合うセルフケアをみつけましょう。

セルフケアは心の状態を整えるために必要なことです。嫌な気分から逃げるのではなく、心を満たすことをしてください。

悩みを信頼できる人に聞いてもらうことや、ストレスが溜まっている場合はゆっくり休んで自分の時間を取ることをお勧めします。

過食の悩みを一人で抱えるのではなく、信頼できるご家族や友人に伝えたり、専門家にご相談することをお勧めします。

 

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岡井麻悠子

岡井麻悠子

世界最先端“身体の声に従う”食事法コーチ。アメリカで育ち、米国登録栄養士としてロサンゼルスの医療機関で8年勤務。キャリアの不満を抱えていた頃ヨガ哲学に出会い、心のケアと自分軸で生きる大切さを覚えて人生を大きく変える。ダイエット情報が豊富な時代、本当に必要なのは心のケアを中心とした食べ方を伝えるため「インテュイティブ・イーティング」のコーチングを開始。米国でエモーショナル・イーティング(過食)の著書を出版。2020年にロサンゼルスから長野県に移住。

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