年末年始こそ「ティーバッグ」の出番!工夫次第でとびきり美味しくなる【ティーバッグの正しい淹れ方】
こんにちは。紅茶コンサルタントの林原真澄です。寒い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。今月はクリスマスやお正月など人が集まる時期に便利な「ティーバッグ」の魅力をお届けします。選び方や淹れ方を工夫するだけで、ご自宅の紅茶がおもてなしの味に変わりますよ。
紅茶の本場イギリスでも主流はティーバッグ
10年間ロンドンで生活をして知ったことは、目覚めのお茶から寝る前までイギリスのティータイムの定番はティーバッグということでした。細かい茶葉の入ったティーバッグに熱湯を注ぎ冷蔵庫から出した牛乳を加えてコクのあるミルクティーを楽しむのが一般的です。
おいしいティーバッグを選ぶコツ
以前はティーバッグと言えば細かい茶葉が入っていましたが、最近はルースリーフと同じ大きな茶葉が入ったものも増えています。
大きさの目安とおすすめの銘柄は、蒸らし時間の表記が1分から3分のものは茶葉が細かめのことが多く、イングリッシュブレックファーストなどミルクティーにしたい紅茶に向いています。一方で、蒸らし時間の表記が3分以上のものは少し大きめの茶葉と考えてください。華やかな香気が魅力のダージリンは大きめの茶葉を選ぶとより豊かな風味が楽しめます。
ティーバッグの美味しい淹れ方
1.水道水を沸かします。熱湯(100度)にするのがポイントです。
2. お好みのカップにティーバッグを入れます(1つにつき1個)。
3. 沸騰したお湯を注ぎ、ラップやお皿でふたをして蒸らします。ふたをするのがポイントなので、忘れずに!
蒸らし終えたら静かにティーバッグを引き上げます。ぎゅっと押す方もいますが、渋みが出てしまうのでおすすめしません。
忙しい場面でもティーバッグなら簡単に淹れられ、お片付けも簡単。年末年始に人が集まったときや、一息つきたいときに思い出していただけるとうれしいです。
気が付けば、紅茶コラムの連載も12回目。毎回、皆さまとティータイムをご一緒しているような気持ちで書いています。新年が笑顔あふれる、そして、おいしい紅茶と出合う機会の多い素晴らしい年となりますように。
Happy Tea Time!
AUTHOR
林原真澄
紅茶コンサルタント /(株)Masumi English Tea NY代表取締役。ロンドンで紅茶の専門家としてキャリアをスタートし、英国紅茶会社のブランドアンバサダーとして世界の5つ星ホテルで紅茶研修やイベントを数多く手がける。その後NYに拠点を移し、セミナーの主宰や執筆活動をへて帰国。16年の海外経験をいかし、東京で紅茶の可能性を広げる活動を行う。現在は、企業向けのティーコンサルティングや研修を中心に、ブランドや飲食店とのコラボレーションを実施。南青山のヴァルカナイズ・アカデミーにて「モダン・ブリティッシュティークラス」を毎月第3金曜日&第4水曜日開講中。★★ハーニーアンドサンズ紅茶セミナー9/26(火)募集中です。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く