捨てるのは部屋をきれいにするためだけじゃない。未来を見据えた「捨て活」のススメ
ひと言に「捨てる」と言ってもその目的はさまざま。モノを減らして節約に繋げたい、スッキリ身軽な暮らしがしたい…「今」の暮らしを良くするための捨て活、実は「未来」につながるためでもあるんです。今回は未来を見据えてモノを減らす理由について考えます。
「明日、何が起こるかわからない」災害大国日本
近年、地震や水害などの災害が毎年のように起きており、自分が住んでいる地域がいつ被害に遭ってもおかしくない状況です。
先日の防災の日をはじめ、人々の防災に対する意識も高まりつつあります。
そうなると、防災グッズや備蓄品を揃えたりと、いざという時の備えを増やす事を考えますよね。
もちろん、備えあれば憂いなしで、生きる上で必要な備蓄品は揃えておいて間違いないと思います。
しかし、それらを活用するのは『命があってこそ』のこと。
まずは、自宅や自分の居場所をいかに安全な状態に保てるかが大切です。
モノが多いと二次災害を起こす可能性も
せっかく完璧に防災グッズや備蓄品を揃えていたとしても、家の中がモノで溢れていると、逃げるべき時に逃げ道が塞がれてしまったり、高いところにあるモノが落下して怪我をしてしまったりといった事になりかねません。
まずは日頃から不要なモノを捨てることが、いざという時に命を守るのです。
万が一に備えて、自分のモノは最低限に
個人的な話になりますが、数年前に母が突然他界しました。そうなると必ず、残された家族はいわゆる遺品の整理をすることになります。
近年、誰しも訪れる「その時」を見据えた「終活」という言葉も多く聞かれるようになりました。
終活は、自分の亡き後の手続き関連などを家族に伝えるほか、自分の身の回りをできる限り身軽にすることで、残された家族の負担を少しでも減らす意味も込められていると感じています。
「捨てる」というと、とにかくなんでも手放してしまうというように捉えがちですが、何のために捨てるのかを改めて考えてみると、捨て活が「自分や自分の大切な人を守ること」にも繋がってくるのかもしれません。
AUTHOR
miyaco
HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。
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