「たくさん捨てたのにまた散らかってしまう…」あなたが"リバウンド部屋"を作ってしまう理由
一度は断捨離して片付いたのに、気づけばまた物だらけになってしまう…つい陥りがちな"断捨離のリバウンド"について考えてみました。
一気に物を減らしすぎた
溜まりに溜まった不要物、一気に断捨離すると、確かにスッキリはしますが、特にこれまで多くの物に囲まれて生活していた方にとっては、そのスッキリさが逆に落ち着かなくなってしまう場合があります。
そうなるとその不安を再び物で埋めようとします。
気合いを入れて片づけるのも良いですが、特に断捨離初心者の方は、一気に捨て過ぎず、
「今日は洋服だけ」「今日は食器棚だけ」というように少しずつ進めていくのがおすすめです。
1箇所だけでもすっきり片付くと、それだけでも達成感を感じられて、他の場所の断捨離へのモチベーションも保てます。
収納ルールが厳しすぎる
断捨離をして、一度部屋をリセットして整った収納を作るのは良いことですが、整え過ぎるのもまた物が増えてしまう原因になります。
例えば、整理収納のやり方の基本に「ラベリング」というものがあります。
ボックスや引き出し、棚板などにラベルを貼って中に何が入っているかを把握するのに有効な方法ですが、このラベリングの基準が細か過ぎてしまう場合、そのルールを保つだけで疲れてしまい、結局イライラしたりもうやめようとなったりして、元通りになってしまうパターンです。
もちろん、細かくラベルを貼って物の定位置をわかりやすくするのは悪いことではないですが、ご家族がいる方の場合、そのやり方が必ずしもご家族にも合っているかと言えばそうではありません。
物の流れは生活パターンや季節、家族が増えるなどして変わっていくものです。
仮に日用品ストックをラベリングして管理する場合、「キッチン用品」「浴室洗面用品」「トイレ用品」など、大まかなカテゴリで分けるくらいで十分片付きます。
片付けもダイエットも脱・リバウンド!
片付けも身体と同じで、不要な物をデトックスして新しい物を入れる事の繰り返しです。
身体の中にいつのものかわからない老廃物が溜まっていけば体調を崩してしまい、逆に必要な栄養素やエネルギーまで消費して出してしまうと、それを補おうとさらに食べてしまうのと同じように、片付けもホコリの被ったものをずっと溜めておくと空気も悪くなり、逆に必要なものまで一気に断捨離しすぎると、手元に何も残らなくなってしまいます。
ダイエットは健康な身体のため
断捨離は快適な生活を送るため
ぜひ本来の意味を考えながら取り組みたいものですね。
AUTHOR
miyaco
HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。
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