捨てる?とっておく?迷ったら考えたい【たったひとつの基準】整理収納アドバイザーが提案
部屋のモノを捨てるモノととっておくモノに分ける時、捨てようかとっておこうか悩んで整理が進まない…そういう瞬間が少なからずあると思います。 そんな時に判断基準のひとつにすると良い考え方についてまとめました。
"今"を基準に考える
いざいらないものを処分しよう!と作業を始めたものの、『これ捨てようかなぁ、取っておこうかなぁ』と悩んで結局作業が進まない。私が汚部屋を整理した時もそんな気持ちになった事があり、試した方法のうちのひとつ。捨てようかとっておこうか迷った時は!
"今"を基準に考えること、です。
"今"必要か
"今"使っているか
"今"それがあって助かるか
よくある
"いつか"使うかもしれない
"痩せたら"着よう
"高かったから"捨てられない
これらはすべて、"過去"や"未来"にフォーカスした考えです。
"過去"にも捨てようか迷って"いつか"使えるかもしれないと、とっておいたモノたちを再び目にしている"今"。
果たして"今"は、その時の"いつか"になっているでしょうか?
過去にとっておこうと決めてそのモノを"今"目にするまで一度も見なかった、一度も思い出さなかった、一度も手に取らなかった。
そういうモノは大抵今後も"いつか"は来ません。
『痩せたら着よう』と思って仕舞い込んだ服、その服をいざ痩せた時に見たら魅力的に見えるでしょうか?
『いざという時の為に』と、とっておいたモノ、その"いざ"が来た時、果たしてそのモノの事を思い出すでしょうか?
「高かったから』『貰い物だから』とずっと使わずに仕舞い込んでいるモノ、そのモノ自体がどういうモノなのか向き合った事はありますか?
過去や未来を基準にすると、そのモノの本来の用途までも見失ってしまいます。
それこそが本当にもったいない事です。
ただし、防災用品や日々確実に減る消耗品などは、災害時や確実に未来に使用するのでとっておいて良いモノです。
もしくは、それを見ると気持ちが豊かになるような思い出のモノも保管しておいても良いと思います。
大切なものならそもそも迷わない
使っていてもいなくても、自分にとって本当に必要なものであれば、そもそも捨てようか迷いません。そこで迷いが生じる時点で、実は自分の中での答えはもう決まっていたりするものです。
経験上迷った末に処分したものの中で、『とっておけばよかったなぁ』と後悔したものは一度もありません。
モノは使うためにあります。
"今"の自分に必要か?
迷ったら自分自身にそう問いかけてみて下さい。
AUTHOR
miyaco
HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。
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