【股関節をほぐす4つのメリット】股関節周りのストレッチと筋トレが同時に叶う「寝たまま3ポーズ」

 【股関節をほぐす4つのメリット】股関節周りのストレッチと筋トレが同時に叶う「寝たまま3ポーズ」
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HINACO
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2022-08-05

股関節が柔らかいと身体にいいというイメージのある方は多いかもしれませんが、実際どんなメリットがあるでしょう?今回は股関節周りを柔軟に保つことのメリットと、簡単にほぐすことのできるストレッチをご紹介します。

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股関節の役割とは?

股関節とは腿の付け根部分のことを指します。身体を支えたり、上半身を屈曲させたり、脚を前後左右に動かしたり、内側外側へ回転させるように動かしたりと、さまざまな動かし方のできる関節です。大腿骨の上端は球状で、いわばソケットのように骨盤にはまるような形になっていて、周辺の筋肉と協調することによりさまざまな方向にスムーズに動かすことができるのです。ですが股関節周辺の筋肉が衰えてくると、身体の動きが大幅に制限されたり、さまざまな不調を及ぼす場合もあります。

股関節
AdobeStock

股関節周りはなぜ硬くなる?

股関節は、生まれつきの骨格により可動域が狭い場合や、病気や怪我が原因で股関節の運動が制限される場合があります。
けれども一般的に一番多いのは、座っている時間が長かったりふだんの姿勢の悪さが原因で硬くなってしまうこと。筋肉は、自らの脆弱性を硬くすることによって補おうとします。筋肉を緊張させることによって不慣れな動作によるケガから身を護ろうとするからです。座っている時間が長いと、股関節周りの筋力が衰えて硬くなりやすい状態になります。股関節回りの柔軟性と筋力を補い、使える筋肉にする必要があります。また、姿勢が悪いと腿裏の筋肉が硬くなりやすくなります。腿裏の筋肉は股関節の可動に密接に関係するため、この部分の硬さが股関節の硬さに関係している場合も考えられます。

股関節周りを柔軟にすることで得られる4つのメリット

このように、日常の生活習慣によって股関節はかんたんに硬くなってしまう傾向があります。反面、日ごろからストレッチをして柔軟性をキープするようにすると、次のようなメリットが生まれます。

1)血行促進
下半身の血流は脚の付け根の辺りに集中しているため、ストレッチを行うことで血行が促されます。冷えやむくみの解消にも効果的です。

2)ダイエット効果
硬く動かせていなかった部分の筋肉が使えるようになるので、代謝が上がります。また、前述の通りむくみの解消も期待できるため、身体をスッキリ見せてくれます。

3)姿勢改善
股関節周りの筋肉を柔軟に使える状態にすることで、骨盤の位置を正しく保ち、姿勢や身体の歪み改善にもつながります。

4)運動パフォーマンスの向上
ヨガやその他の運動だけでなく、日常動作での歩行や立ったり座ったりなどの動作もスムーズに行えるようになり、疲れにくい身体になります。

その他にも怪我の予防や腰痛予防、改善などなどメリットはたくさんあります。

柔らか過ぎも怪我のもと!?

ストレッチばかりを行ない、筋力が無い状態も問題あり。柔軟性のみに頼って身体の可動域を超えて動けてしまうことで段々と関節に負荷がかかるからです。柔らかいだけの筋肉では関節が緩んだり変形したり、靭帯を痛めたりなどさまざまな怪我の危険性が潜んでいるので、柔軟ストレッチを行うと同時に筋力を養うようなエクササイズも併せて行なってくださいね。

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AUTHOR

HINACO

HINACO

東京都出身。20代に入った頃、自身のことを気にかけていなかった生活から、ヨガを通して身体やマインドの変化を感じるようになり、オアフ島へ渡ってヨガの学びを深める。毎朝マインドフルネス瞑想やヨガを実践し、日々探究。“今“ある自分を最大限体験するようなヨガ、マインドフルネスを伝えている。(2021年ヨガフェスタ講師/マイプロテインヨガ講師/TODAYヨガスタジオにてレッスン開催中)



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