【ガチガチ股関節の方向けストレッチ】股関節が硬い人はスネも硬い?美脚にも効果大「スネ転がし」
開脚以外に股関節をストレッチできる方法「スネ転がし」。ポイントは下半身の骨の連鎖!脚の美しいラインにも効果のあるストレッチをご紹介します。
股関節が硬い人はスネも硬い?
硬い股関節を伸ばそうと、無理に開脚などのストレッチをおこなうと痛みやけがの原因になってしまうことも。そんな時に注目してほしいのが、下半身の「骨の連動」です。
下半身の骨である太ももの骨、スネの骨、足部の骨は、連動して動く性質があります。この「骨の連動」を利用することで、無理なく股関節をストレッチすることができます。
具体的に「骨の連動」はどのように起こるのでしょうか。連動するのは、骨の「内外旋」(回旋)の動きです。
まず太ももの骨が外巻きになると、スネの骨は内巻きになり、足部の骨は外巻き(土踏まずがしっかりある状態)になります。逆も同じで、太ももの骨と足部の骨は同じ方向に、スネの骨は逆方向に回旋するというルールがあります。
このように骨の連動をイメージすると、スネの骨が硬くて動きにくいと、足から太ももの骨までの連動も起こりにくくなり、股関節も硬くなってしまうことがわかりますね。
スネ転がしで股関節をやわらかくしよう!
スネの骨を動かすことで、下半身の正しい骨の連動を取り戻し、無理なく股関節をストレッチしていきましょう。
- 片脚を投げ出して横座りになる
- 右脚は膝を曲げ、スネの骨は体と平行にする
- 左脚は伸ばし、足首は90度に曲げて親指は床につく
- 両手はスネの前につく
- 両手で床を押してお尻を持ち上げ、四つ這いの体勢になる(この時スネの骨を外側から内側に転がす)
- 手で床を押しながら、お尻を床におろす(この時スネの骨は内側から外側に転がす)※足の親指は床につけたままおこなう。
- 両脚を片方ずつ10回ずつ繰り返す。
詳しい動きは、こちらの動画をご覧ください。
スネに体重をかけ、丁寧に転がすことがポイントです。
スネの骨が正常な動きを取り戻すことで、股関節、足部の動きも改善され、脚全体のラインも整って美脚になったり、膝の痛みを予防できる効果もありますよ。ぜひやってみてください!
AUTHOR
齋藤美紀子
航空会社CAなどを経験後、妊娠・出産を経てボディメイクトレーナーとして始動。「忙しい人こそ、健康で美しく」をテーマにした朝5:30〜6:00のオンラインボディメイクレッスン「早起きボディメイク」を主宰。運動したいけれど子育てや仕事で忙しく、スタジオに通う時間が取れない方に、自分の体と向き合う時間、効率的にボディメイクできる場を提供している。早起きボディメイクはライブレッスンと動画見放題で月額3000円。FTPピラティスベーシックプラスインストラクター、rfca(骨格ボディメイク)認定スペシャリスト。
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