ゴロッと横向きでもOK!テレビを見ながらできる「体の冷え対策」ストレッチ2つ
冷房を使うことで快適に過ごせる反面、体の冷えが気になるところです。毎年8〜9月だけでなく、10月になっても冷房が必要な日があったりするので、冷えによる体の不調を長引かせないためにも今から対策を取っておきたいですよね。そこで今回は涼しい屋内で、横向きの姿でリラックスしている時にも行なうことができる冷え対策ストレッチを紹介します。
暑くてつい、冷房の効いた部屋でゴロリ。一度横になってしまったが最後。なかなか起き上がる気になれない・・・そんな時もありますよね。ですが、ひんやりとした冷房の風にさらされ続けていると、体は涼しいを通り越してどんどん冷えていってしまいます。冷房による体の冷えすぎは、血管が収縮して血流が滞り、免疫力の低下やだるさ・疲労感・頭痛・不眠・むくみ・筋肉の凝りなどの原因にもなるため、設定温度を下げすぎないようにしたり、時には窓を開けて外の空気を取り入れたりするなどの使い方の工夫も必要になってきます。
そして、「すでに冷えてしまった」「冷えないようにするためには?」という時には、軽めのストレッチをして体を動かしてあげることもおすすめです。筋肉が伸ばされて、血流が促されるため、血行不良による冷え対策として役に立ってくれるでしょう。
そこで、今回はリラックスした横向きの姿勢のままおこなうことができるストレッチをご紹介。肩や背中、腹部~太ももの前側の大きな筋肉をストレッチして体を温めてあげましょう。
横向きでおこなう「冷房による体の冷え」対策ストレッチ2つ
ストレッチ①:肩~背中周辺の筋肉をほぐす腕まわし
【ポイント】肩甲骨周辺の動きを意識して腕をまわし、猫背や長時間の同じ姿勢で蓄積した筋肉の緊張をほぐして、血流アップ
(1)右の体側を下にして、横向きになる→両ひざを重ねて、90度に曲げます。両腕は、肩の高さで体の前に伸ばしましょう。首、肩は力を抜いて楽にします。
(2)息を吸いながら左腕を天井方向に持ち上げる〜腕で円を描くようにグルーッと大きくまわす
→ひじは無理なく自然に伸ばしたまま、ゆったりとした呼吸に合わせて、前後それぞれ5〜10周を目安に腕をまわします。
まずは、無理のない範囲から、徐々に動きを大きくしていくとgood。左の体側を下にして、反対側も同様におこないましょう。
ストレッチ②手で足の甲をつかんで後方に引っ張り、腹部~太ももの前側をほぐす
ポイント・・・太い血管が位置する腹部や、大きな筋肉が位置する下半身をストレッチして、血流アップ
(1)右の体側を下にして横向きになり、両ひざを伸ばして足を真っすぐにする
→右腕は頭の下、左腕は体の前につきます。足は、重ねておきましょう。
(2)左ひざを曲げたら、左手で足の甲をつかんで後方に軽く引っ張る
→腹部~太もも前側の伸びを感じながら、首は楽にして姿勢をキープ。呼吸を5回繰り返したら、左の体側を下にして、反対側も同様におこないます。
腰やそのほかのパーツに痛みがある場合は、無理におこなわないようにしましょう。
夏本番だけでなく、9月10月になっても冷房が必要な日はあるでしょう。また、ちょうどその頃は屋内の涼しさと屋外の暑さによる寒暖差から、自律神経のバランスの乱れによる体の不調が続いてぐったりという状態の方が多い時期でもあります。冷房を使うことで快適に過ごせる反面、夏の終わりに不調・疲れを溜めこまないように、上手に付き合っていきましょう。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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