【すぐに硬くなりやすい筋肉】硬いハムストリングスが劇的に柔らかくなる「椅子ヨガ」
意識しないと使われにくく、硬くなりがちなハムストリングス。日常生活にも取り入れやすい、椅子を使ったチェアワークで無理なく効率よく柔軟性を高めましょう。
筋肉を伸び縮みさせて血流を促し、柔軟性アップ
腿裏の筋肉、ハムストリングスは「日常生活の中で無意識に使われなくなっている筋肉」と中島陽平先生。
「デスクワークなどで座っている時間が長かったり、歩行時に膝下だけを動かしていると、ハムストリングスが使われず、筋肉が伸び縮みされないため血流が悪くなります。すると、老廃物が回収されずにどんどん蓄積され、筋肉が硬くなってしまうのです」
そのため、ハムストリングスはストレッチをしても、すぐに硬くなりやすい筋肉と言えます。そこで行いたいのが、隙間時間にできる椅子を使ったワーク。
「ハムストリングスは、膝裏から坐骨についている筋肉なので、椅子に座り、骨盤を立て、股関節を支点に上半身を前傾させていくと、効率よくストレッチできます。椅子を使って行うワークは脚力が弱い人に行やすいのもメリットですね」筋肉を伸ばした後は、縮めることも大事なポイントです。
「筋肉を伸び縮みさせポンプのように動かすことで血行が良くなり筋肉がより柔らかくなります。筋肉を縮めると筋力強化にもなり、柔軟で強い筋肉がつくられるのでポーズのアライメントが安定します」
縮んだ筋肉を伸ばすストレッチワーク
上半身のツイスト伸ばしで腿裏をパワフルに伸ばす
背中の筋肉とハムストリングスはお互いに影響し合っています。そのため、上半身をねじり、背筋を伸ばして腿裏にアプローチすることで、ハムストリングスを強力に伸ばすことができます。ストレッチワークの仕上げにトライ!
①椅子に浅めに座り、骨盤を立て、背筋を伸ばす。左膝を伸ばしてつま先を上げ、左手を天井方向に上げる。右手は体の横に。
POINT
骨盤を立たせる
②左手を遠くに伸ばしながら左の肋骨を右の骨盤に近づけるように上半身をねじる。右手は、左手の対角線上に後ろに伸ばし、両手で前後に引っ張り合う。反対側も。
POINT
腰は丸めずに胸椎を丸めるように
NG
骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなると腿裏〜背中の筋肉が十分に伸びず、ワークの効果が半減。
ブラトップ¥7,590、レギンス¥9,790/[sn]super.natural(SN JAPANhttps://sn-supernatural.jp)
教えてくれたのは...理学療法士 中島陽平先生
モデル...谷川りさこさん
女性誌『GINGER』(幻冬舎)のレギュラーモデルとして活躍中。TVドラマや映画などにも多数出演。ホットヨガ歴9年。
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