【専門家がやっているお酒対策】「二日酔い・体のだるさ」を軽減!お酒を飲む時に補う栄養3選

 【専門家がやっているお酒対策】「二日酔い・体のだるさ」を軽減!お酒を飲む時に補う栄養3選
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飲み会や家でお酒を飲んだ後や翌日に、二日酔い、体がだるくなることがあると思います。お酒を飲む際に補っておくと体のリカバリに非常に役立つ栄養素があります。栄養のプロが使っている、お酒の分解や代謝を助けてくれる栄養素を3つ紹介します。

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お酒の分解過程と3つの栄養素

お酒を飲むとアルコールが体に入ってきます。アルコールは胃で20%、腸で80%吸収され、肝臓に送られます。

アルコールは肝臓に沢山存在しているアルコールを分解する酵素(アルコール脱水素酵素)によって代謝され、アセトアルデヒドという毒性のある物質に変換された後、酢酸といった身体で簡単に利用できる物質まで代謝されていきます。

肝臓
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実は、これらの代謝過程でビタミンやミネラルといった栄養素が沢山使われているのです。また、アルコールによって尿への排泄が高まる栄養素もあります。その栄養素がビタミンB3、亜鉛、マグネシウムです。一つ一つ見ていきたいと思います。

1、アルコールとビタミンB3

飲んだアルコールをまずアセトアルデヒドに分解する時や、アセトアルデヒドを無害な酢酸に分解する際の分解酵素の補酵素となるのがビタミンB3です。アルコールの分解をするためには、もちろん酵素自体も必要なのですが、補酵素であるビタミンB3のサポートがなければ働きません。

ビタミンB3はビタミンB郡の1つで、ナイアシンとも呼ばれており500種以上の酵素の補酵素として身体に最も多く存在するビタミンと言われています。そのため、必要量が多い上に、お酒を飲むと消費量がグンと増し、消耗してしまいます。

ビタミンB3が体に少なくなるとアルコールの分解がうまくできず、酔いが回りやすい、アセトアルデヒドの分解ができにくく二日酔いになる等が起きてしまいます。そのため、補酵素であるビタミンB3を補うと、このような症状が起きにくくアルコールの分解がスムーズに行われるのです。

私も実際あまりお酒は強くないのですがビタミンB3を補ってあげると、結構お酒が飲めたり、赤くなることが減って身体の負担が少なくお酒を楽しめます。

お酒の際は、ビタミンB3の入ったB群サプリを摂ったり、B3はお肉や魚などタンパク質に多く含まれますので、かつお節やたらこ、カツオやサバ、レバーなどを食べるとある程度摂取できます。何も食べずにお酒を飲むのでなく、B3を意識した食材と一緒にお酒を楽しむのがポイントです。

ビタミンB3
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2、アルコールと亜鉛

お酒とビタミンB3は聞いた事がなくても、お酒と亜鉛は少しは耳にした方がいらっしゃるのではと思います。アルコールと亜鉛がどう関係するかというと、亜鉛はアルコールの分解をする酵素自体の材料なのです。

先にも出てきたアルコール分解を担うアルコール脱水素酵素は、体内で合成する際に材料として亜鉛を必要とします。そのため亜鉛がないと分解酵素自体が作れない、という事になるのです。亜鉛で酵素を作り、B3(ナイアシン)を補酵素としてアルコールは分解されていくという流れですね。

お酒を多く飲めば、分解酵素が多く必要になりますので亜鉛が非常に沢山必要になるわけです。亜鉛サプリメントを飲んでおくと二日酔いが格段に減ったと言う話はよく聞きますね。亜鉛も体内の様々な300種以上の酵素反応に関わっている他、皮膚や髪の毛、爪、様々な細胞の回復や入れ替りに関わるので、お酒を飲んだら必ず補いたい栄養素です。

アルコールで使った分の亜鉛を食品から摂ろうと考えると、実は中々に難しいのです。牡蠣なら毎日4個(これで11mg=食事摂取基準と同等)となり、現実的ではないため亜鉛の補充はサプリメントも使って、10~30mg摂取する方がオススメです。

亜鉛
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3、アルコールとマグネシウム

マグネシウムは、ビタミンB3や亜鉛のように大きくアルコール分解に関わって消耗されるというよりも、アルコールによって尿への排泄が多くなってしまうミネラルです。ルコールの多量な摂取は尿へのマグネシウム排泄を増加させます。

マグネシウム
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現代人ではマグネシウムが足りている人はいない、と言われる程、不足しやすいミネラルな上に身体にストレスがかかることでも、マグネシウムは尿中排泄量が増えてしまいます。

マグネシウムは、体内のエネルギーを作りだす為に必須の栄養素ですので、不足すると疲れやすい、怠い、肩こりなどが起きるため、しっかり身体に充足させたいミネラルです。また、夏場に汗を沢山かくことでも汗中にミネラルが流れてしまうので食事やサプリメントだけでなく様々な手段で補いたいミネラルの一つです。

手軽な摂取方法だと、「にがり」をチェイサーの水に3~5滴程垂らして飲む、またはお酒自体に混ぜてもいいですね。普段から、にがりをいれて水分補給をしたり、ミネラルの多い塩を使っておくとより良いです。ちなみに、亜鉛もお酒を沢山飲むと尿中の排泄量が増えることも知っておきたいですね。

ミネラルウォーター
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栄養を補充しながら楽しくお酒を

お酒は栄養泥棒」といわれるくらい栄養素を沢山消費します。

最近お酒に弱くなってきた、お酒を飲むと翌日残るようになってしまった、お酒は弱いんだけど体に負担なくお酒を楽しみたい、という方は、これらの栄養素をしっかり補充してお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか
専門家がやっているお酒を飲むときの対策ご紹介でした。

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立山貴美恵

立山貴美恵

6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。



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