移動制限のない久しぶりの大型連休だった今年のGWを振り返り、更年期中の長期休暇について考えてみた

 移動制限のない久しぶりの大型連休だった今年のGWを振り返り、更年期中の長期休暇について考えてみた
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高本玲代
高本玲代
2022-05-15

更年期と聞いてイメージするのは何でしょうか?イライラしている、のぼせて汗をかいている…そんなイメージを持つ人が多いと思いますが、実は肩こりや頭痛、疲れやすさも更年期症状なのです。そんな"知られざる更年期"について、更年期の方に向けたサービス「よりそる」を運営する高本玲代さんが綴るコラム連載です。高本さんご自身もまさに更年期世代。わかりやすい不調だけではない更年期の影響について、体験を交えてお話しいただきます。

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今年のゴールデンウィークは移動制限が久しぶりに解除されたこともあり、遊びに出かけた方、また不調で家に引きこもっていた方などいろいろおられると思います。当社にも届く様々な声や自分自身の経験から更年期の長期休暇のおススメの過ごし方についてお伝えしていきます。

お盆・お正月と長期休暇は年に何回かあるかと思いますので、是非今後の参考にもなさってください。

SNSやネットから離れる

先ほどもお伝えした通り、ゴールデンウィークの過ごし方は体調やご自身のお仕事・家庭状況によって過ごし方は十人十色。しかし、SNSは他人の連休の過ごし方が垣間見られるのです。単純に「楽しそう」と思えるだけであれば良いのですが、「私はこんななのに…」とモヤモヤする引き金になってしまうことも。SNSはあくまで連絡手段に使うか、本当に必要な情報の収集(旅先で観光地を調べるなど)にとどめることがおススメです。

私も疲れるとデジタルデトックスをするのですが、アメリカ人大学生1769人を体調とした実験では1週間Facebookを離れていた学生は幸福度に関するプラスの変化があったことがわかっています。実験ではうつ病の症状が17%軽減したものに相当するなどの結果が出ているのです。

1週間と言えばちょうど長期休暇の時期に重なりますから、休暇の時間を利用してデジタルデトックスをしてみるのも良いかもしれませんね。

寝る時間や起きる時間を平日と大幅に変えない

長期休暇は、どうしても夜更かししたり、朝寝坊したりしがち。しかし更年期は自律神経が乱れがちな時期でもあるので、生活習慣を大幅に変えることはリスクにもなりえます。普段の睡眠時間が短い方が7~8時間の睡眠を目指すのは良いと思うのですが、それ以上に朝寝したり夜更かしするのは避けましょう。

どうしても疲れているのであれば、昼間15~30分以内の昼寝はおススメです。ただし、15時を超えると夜の睡眠に影響がでるかもしれませんので、それまでに昼寝は終えておいてください。

家族や誰かのために尽くしすぎない

久しぶりに帰ってくる子供や久々の実家への帰省に必要以上頑張ってしまっていませんか?自らが楽しんでやるのであれば良いのですが、休暇明けに体調を崩してしまうほど頑張るのはやめましょう。家事もみんなで分担できればお願いしてみても良いかもしれません。尽くしすぎると「自分ばかり」という気持ちになってしまいがちな更年期。がんばりは6割程度で休み明けの余力を残しておいてください。

この休みの過ごし方を振り返って次に生かす

他人の休みの過ごし方と比較するのではなく、ご自身の休み方を振り返ってみましょう。

休み明けに疲れを多く残していないか、うまく稼働できたか、休みをうまく活用できたか。体をゆっくり休めることに使った方は、それなりにリフレッシュできたか、などの観点も大事です。体調に応じて必要な過ごし方は違っています。反省点があるのなら次回に活かしてください。過去と他人は変えられませんが、自分自身の時間の過ごし方は変えていく事ができます。私も数々の失敗をしでかしてやっと今年納得のいく休みの過ごし方ができました。おかげさまで良い休み明けのスタートが切れそうです。

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高本玲代

高本玲代

フェムテック起業家・社会活動家。自身のウツや更年期の経験から更年期女性のケアプロ グラム「よりそる」を立ち上げる。東京都をはじめとする自治体やポーラをはじめとする 企業向けに研修を実施。NHKをはじめメディア掲載50社以上。「がんばらない更年期」 についてYoutube「更年期アカデミー よりそる」で発信中。



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