人生中盤に考える「大切なものは何か?」人生の折り返し地点で私たちは何をすべきか【40代のリアル】

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人生中盤に考える「大切なものは何か?」人生の折り返し地点で私たちは何をすべきか【40代のリアル】

井上敦子
井上敦子
2022-05-08

人生の棚卸しをしてみる

では、この時期に私たちは何をするべきなのでしょうか?何をしたらこの先の人生をより自分らしく歩めるのでしょう?その答えは人それぞれだということを踏まえつつ、一つのご提案として40代は「人生の棚卸し」するのに最適な年代なのではないかと私は思うのです。

棚卸しとは本来、会社や商店が商品の在庫を調べて数量を確かめるときに使うワードで、現状を把握することで今後の利益を生む方向性を探ったり、仕入れの数量を見直す上で欠かせないものです。何を持っているかを把握することで、今後の方向性が見えてくる。私たちの人生もおそらく同じで、意識的に棚卸しをしていくことによってこの先進むべき道が明確になるような気がしています。

忙しい年代だからこそ整理したい

初めてヨガクラスに来る方の多くは、「自分を整理できていない気持ち悪さ」を持っているように見えます。子育てや仕事など、日々のタスクが多い40代であればなおさら整理は難しい。それは私たちが手放すことよりも、インプットしたり抱えたりすることに慣れているからではないかと思います。

しかしながら有限な時間を有意義に過ごしていくためには、もうこれ以上荷物は増やさない方が良いはずです。心も身体も思考も、キャパシティには限りがある。そのキャパシティを広げようとするよりも、手放して身軽になった方が大切なものが明確に見えてきます。今まで培ってきたもの・抱えているものを今後も抱え続けるのか、それとも手放すのか。一度腰を据えて整理してみてみることが、この人生の折り返し地点で必要なことではないでしょうか。

身体・心・頭にスペースを

人生の棚卸しをしてみようと思ったら、考えるだけでなく書き出してみることをオススメします。最近ジャーナリングという言葉をよく耳にしますが、確かに書き出してみるとぼんやりと考えるよりも数倍分かりやすいと私も感じています。好き嫌いや心地の良さ悪さ、といった主観的な選別の仕方で良いと個人的には思っているのですが、まず自分があまり好きでないと感じていたり心地が悪いと感じているものを書き出し明確にします。人間関係や価値観、時間の使い方やお金の使い方など「なんだか違和感があるなぁ」と感じるものを認識して、それを出来る限り今の生活から無くしていくのです。

40年以上生きていると、習慣でなんとなく続けてしまっていることがあったり(例えばテレビをダラダラと観る時間など)、古い価値観に縛られてしまっていることもあるものです。それを整理していくと、本当に今自分が大切にしたい物事が自ずと見えてきます。

身体にも心にも、そして思考回路にもスペースを作って、新しいものが入ってくる場所を確保する。これからもっと成長したり、もっと自分の人生を自分らしく生きていくために風通しを良くしてあげる。そんなイメージで棚卸しをしてみると、息苦しさのようなものや散らかった感じが無くなっていきます。

そして、大切なものをしっかりと抱えながら軽やかに、この先も続くであろう人生に向かっていけたら素敵ではないかと思うのです。

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井上敦子

井上敦子

15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。

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