【管理栄養士が考案】美容面・健康面で嬉しい栄養たっぷり「甘夏とヨーグルトの爽やかサラダレシピ」
日中は汗ばむほど暖かくなってきて、ようやく春らしさを感じる季節がきました。冬から春にかけて美味しさを増す柑橘類。中でも、春に食べたくなる甘夏には健康面や美容面で嬉しい栄養素がたっぷり。そこで、甘夏の栄養素とおすすめレシピをご紹介します。
冬〜春にはスーパーに柑橘類がたくさん並び始めます。冬はみかんが中心ですが、春は甘夏がメイン。旬は2月から6月で、皮が分厚くタネがあり果肉がぎっしり詰まっているので、包丁で皮をむいてタネを取り除いて食べます。
また、甘夏は夏みかんの一種で九州・大分に起源があるといわれます。普通のみかんやオレンジなどと比べて酸味が少なめで、甘味が強いため、「甘夏」と呼ばれるようになりました。ヘタに青みがあるものは新鮮である証拠。皮もツヤのあるなめらかなものを選んでみてください。
甘夏の栄養素
ビタミンC
柑橘類に含まれるビタミンCは、抗酸化作用やコラーゲン生成を助ける作用があります。
特に、ビタミンCは水溶性であることやストレスなどで消費してしまうため、現代人には不足しやすい栄養素と言われます。
甘夏1個あたりに含まれるビタミンCは約100mg、これは日本人の推奨されている摂取量にあたるので、甘夏含め柑橘類を1日一個食べるのもおすすめです。
クエン酸
梅干しや食酢、レモンなどの柑橘類に含まれるクエン酸には、疲労回復効果が期待できます。これは、糖をエネルギーに変える手助けをしてくれるため。
他にも血行促進や消化液の分泌を促進することで食欲を増進する作用もあります。
ヘスペリジン
ポリフェノールの一種であるヘスペリジンは、別名ビタミンPと呼ばれ、ビタミンCの吸収を促進する効果があります。柑橘類の皮部分や白い筋に含まれているので、丸ごと食べるのがおすすめ。
また、ヘスペリジンは他にも血管を強くする作用や血流を良くする作用など、血液の健康も促進してくれます。
甘夏とヨーグルトの爽やかサラダ
デザートとサラダの中間のような、でもさっぱり美味しく栄養素を取り入れられるおかずの一品です。
フルーツは意外とサラダの具材に使えます!今回は、腸にも優しくなるように豆乳ヨーグルト(発酵食品)も合わせたヴィーガンレシピです。
材料
・甘夏 1個
・豆乳ヨーグルト 50g
・ベビーリーフ お好みの量
・メープルシロップ スプーン2杯分
・ピンクヒマラヤソルト 1g〜
・胡椒 ひと回し
・ミックスナッツ(お好み)
①甘夏の皮を剥く
②ヨーグルトとピンクヒマラヤソルト、甘夏を和える
③お皿にベビーリーフを敷き、甘夏ヨーグルトをのせる
④お好みでミックスナッツを散らし、メープルシロップ、胡椒を好きなだけトッピングする
フルーツの甘味と塩は相性が良く、相乗効果で旨味がUPします。また、メープルシロップはハチミツやアガベシロップなど他の甘味料にも変えられます。
無糖のヨーグルトを使って素材本来の春の味を楽しみましょう。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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