目線と鼻の向きでエクササイズ効果が変わる!【首を痛めない】エクササイズの姿勢3選
ヨガやピラティスのレッスン中、レッスン後、首周りに違和感や痛みを感じる。こんな経験ありませんか? 首周りの違和感の原因は、間違った運動姿勢のままエクササイズを続けているからかもしれません。 特に自宅でも運動が手軽に出来るようになった今、ご自身の運動姿勢を一度見直してみてみましょう。 今回は体勢別に首を痛めずエクササイズできるコツをご紹介しますので、今後に活用して下さいね。
首のベストポジション
首は頸椎という7つの骨で頭と体を繋いでいます。この頚椎は周りに腹筋のような大きな筋肉、 肋骨のような骨もない中で体重の約10%とも言われている重い頭を支えています。首への負担が大きいので、少しでも軽く感じさせてあげることが大切です。
私たちが最も頭を軽く感じる事ができるのは立っている時、肩の真上に耳の穴がある時です。 頚椎の理想のカーブは胸側に緩やかにカーブしている(前弯)ですが、肩より前に耳を運ぶことがクセになってしまうと、重い頭に耐えきれずカーブのないストレートネックになってしまう危険性もありますので、意識的に肩と耳の関係を整えていきましょう!
首の痛み2つの要因と改善のコツ
首はうつむくだけで頭の数倍の重さの負荷がかかると言われています。首に違和感を感じやすい方は、以下の2つが大きな要因となってることが多いので改善していきましょう。
①頭の重さに負けている・・・頭が沈み重くなりすぎる為、首の負担が増大し痛みやコリに繋がる。
②頭を起こそうと頑張りすぎる・・・必要以上に床から頭を遠ざけると、本来持っている首の緩やかなカーブを急激に曲げてしまい、痛みやつまりに繋がる。
この2点を改善するためには、目線・鼻の向きが重要です。 首は首単体で動くことができないため、頭の動きに合わせて動きます。そして、頭をスムーズに動かす為には動かしたい方向に目線を向けることが必須です。 試しに目線を左に向けながら、頭を右に回してみて下さい。大変ですよね・・・ エクササイズ中も同じ事がいえます。ほんの少しのコツで首の痛みから解放されますのでぜひ意識してみてください!
首を痛めない為のエクササイズ姿勢3選
①仰向け
OK→鼻先が天井に向いている
NG→鼻先が天井以外の方向に向いている
解決策・・・鼻先が頭上方向に向いている場合:頭の下に折り畳んだタオ ルなどを入れて調整しましょう。
鼻が胸方向に向いている場合:頭の下に敷いている物の高さを低くしてあ げましょう。入れてない場合は少し顎を上げましょう。
②うつ伏せ
OK→目線が真下を向いている
NG→目線が斜め前の床/おへそ側を向いている
解決策・・・おでこの下に折り畳んだタオルなどを入れ、目線が下に向くようにします。タオルの高さは鼻が床にギリギリ付かない様にセットしましょう。
③四つん這い
OK→肩と耳のラインが床と並行になっている
NG→首だけ下がっている/上がっている
解決策・・・目線を真下に向けます。顎の下にテニスボールを挟むようにイメージしてみましょう。
今回ご紹介したコツはタオルの使用や目線で改善されるものばかりなので、すぐに取り入れていただけます。日々の運動で首の痛みに悩まされず、エクササイズの効果をより実感していきましょう!
AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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