「正面を向いていたはずが…」【目を閉じてその場で1分足踏み】でわかる骨盤の歪み&整える3つの方法
自分では、正面を向いて立っていたつもりなのに…。ふと気がつくと、体が左右どちらかに向いていた。こんな経験はありませんか? それ、骨盤に“前後の歪み”があるからかもしれません。そんなときは、目を閉じてその場で足踏み! まずは、自分の骨盤の状態をチェックしていきましょう。
写真の中の自分や、ショーウィンドウに映る自分。その姿を見て、「正面を向いていたはずなのに…」と体の向きがズレているのに驚いたことはありませんか?
具体例を挙げると、体の右側が前に出ていて、左側がうしろに下がっている(その反対もまた然り)といったようなズレです。写真の場合、それがポーズによるものならいいのですが、真正面を向いて立ったときにズレが生じていると、ちょっと気になりますよね。
もしかしたらそれ、骨盤に“前後の歪み”が生じていることと関係しているかもしれませんよ。
骨盤の前後の歪みは、骨盤まわりや太ももまわりの筋肉の強さ・硬さに左右差があることが原因のひとつ。例えば、立って作業をしているとき、片足を前に出していたり、デスクワークの最中、体が左右どちらかを向いて座っていたりすることも歪みの発生と関係大。なので、こういった日頃からのクセ・習慣を意識的に改善していく必要があるでしょう。
と、その前に、自分の骨盤に前後の歪みがあるのか? また、どちらが前・うしろに歪んでいるのか? セルフチェックをしてみませんか?
骨盤の前後の歪み・セルフチェック
それでは早速、骨盤の前後の歪みの有無をチェックしていきましょう。
やり方:
足を揃えて立ち、目を閉じたら、その場で1分間足踏みをします。
※ スマートフォンのタイマーを設定しておくと良いでしょう。
そして、目を開けたらその場を動かず、自分の体がどの方向を向いているのかをチェック!
例えば、体が左側に回旋(まわっている)しているようであれば、右の骨盤が前に出ていて、反対に右側に回旋しているようであれば、左の骨盤が前に出ている可能性があります。
また、もとの場所から大きく動いていることもあるかもしれませんが、ここでは、回旋した方向がわかればOKです。
そのほかにも、床に仰向けになったとき、左右どちらかの骨盤が前に出ているようであれば、前後の歪みがあるかもしれません。
※ セルフチェックは、あくまでも目安です。
次は、前後の歪みがある骨盤をセルフケアする方法です。
「前後の歪みがある骨盤」のセルフケア方法
ここからは、“前後の歪み”がある骨盤のセルフケア方法を3つ紹介していきます。
座位でセルフケア
(1)床に座り、右ひざを立てる
→注意点:左ひざは曲げたまま、かかとは右のお尻の方へ引き寄せておきます。
(2)右足の裏を、左太ももの外側について足を重ねる【60~90秒キープ】
→注意点:両方のひざを体の中央で重ねるようにします。
(3)足を組み替えたら、反対側も同様におこなう
お尻歩きでセルフケア
足を伸ばして座り、お尻歩きで前~うしろへと移動をする【前に5歩・うしろに5歩×3~5往復】
→注意点:お尻を交互に動かして、リズミカルに移動します。このとき、腰まわりもしっかりとねじるようにしましょう。
仰向けでセルフケア
(1)床に仰向けになり、ひざを立てる
→注意点:腰が反りすぎないように、恥骨を軽く引き上げます。
(2)両足を持ち上げ、自転車をこぐようにゆっくりと大きく足を動かす【前まわり・うしろまわり×各10回ずつ】
→注意点:つま先・かかとには力を入れず、自然な状態を保ちます。
回数は目安です。
慣れてきたら増やすなどして、体の状態に合わせておこなってみてくださいね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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