セルフラブとナルシストは違うの?「自分が好きなんて、ナルシストじゃん」と思うあなたに伝えたいこと

 セルフラブとナルシストは違うの?「自分が好きなんて、ナルシストじゃん」と思うあなたに伝えたいこと
Aris Hasegawa

10年におよぶ摂食障害・うつに苦しんできた長谷川ありすさん。現在は、アメリカを拠点にセルフラブコーチ兼アドホケーターとして活動しています。「痩せていないと他者や世間から受け入れらてもらえない」という呪縛から解き放たれたありすさんが全ての人に伝えたいメッセージとは?連載形式で綴ります。

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こんにちわっつあっぷ!ありすです。

今回はみんなでセルフラブについての理解を深めていきたいです。

セルフラブは日本語で言うと「自己愛」と訳されるのかな。

インターネットで「自己愛」と入力すると、続く言葉が「ナルシ(ナルシスト)」だったり「うぬぼれ」と出てきて衝撃だったものの、すぐに納得しました。

これでは、いきなりセルフラブと言われても抵抗感や反発感じるよね〜、と。

「自分を愛する?何を言ってるの?」

「セルフラブって何かの宗教みたいで怪しい」

「馬鹿なこと言っていないで真面目に生きなさい」

「自分好きとかナルシじゃん」

みたいなね。

だけど、「セルフラブって、自分を好きでいることでしょ!」みたいに、あなたが思っているほどシンプルではないかもしれません。

「愛ってなに?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?

愛って、感じるもので、確かなのに、ぼんやりとしてて言葉にできなかったりする。また人によって定義が違うかもしれない。

セルフラブも、同じ。私がセルフラブに出会った当時はすごくぼんやりしていたけれど、定義を繰り返してきて、たどり着いたのが以下のことです。

「ありのままの自分に対して、一人の人間として、敬意を持って接することができ自分の気持ちに正直でいること。どんな不完全な自分も受け入れ認めてくれる親友としてあなたと真っ向に向き合い共に成長し、自分自身とより良い関係を保つ努力をしてあげること」

きっとみんな、「いじめはいけないこと」だと教わってきたと思います。

だけど、自分が自分自身をいじめていたら?

セルフラブが軽薄な状態だと、そのいじめっ子が「自分自身」になってしまうということです。

ミスをした時に「私はいつもこう。馬鹿ばかばか!」

鏡を見た時に「私はなんでこうなの?だから人生楽しくないんだよ」

恋愛がうまくいかなかった時に「私にはいい恋愛をするチャンスがもうないわ」

スタイルがいい人を見て「こんな容姿の私なんてどうせ価値がないんだよな〜」

これらは、自分が敬意をもって接している人に対して使う言葉でしょうか?

大切にされていない恋愛や友達関係で、認めてもらうがために必死に自分を変えようとしたり、相手の顔色を伺い自分の気持ちを無視したり。

そんな生き方は自分にとって幸せな人生なのでしょうか。

親から「この大学に行ってほしい」「あの企業に就職しなさい」と言われて、本当に興味があった道を選択しなかったけれど、うまくいかなかった時それを親のせいにするような生き方は、自分が自分自身の最高の相棒として、信じてあげていないからそれなりの人生になってしまうのだと思います。

セルフラブは自分の人生に責任を持って生きていくこと

セルフラブは、「ただ自分のことが好き好き!私を見てよ!認めて!」というようなナルシストの意味合いではなく、シチュエーションごとに現れる恐怖や障害に向き合い、自分の人生に責任を持って生きていくことたど思う。

だから、嫌なことには嫌という。嫌われてでも。

悪口を言われても、個人のこととして受け取らずに、その人と線引きをすることを学ぶ。

やりたくないことが目の前に現れても、先延ばしにしたら痛みが倍増するから、目の前のタスクをする勇気を持って向き合うようにする。

日頃から心の健康をケアするためにアクションをとる。

体重が増えても数字に私の価値は変わらないと自分自身に断言する。

不公平なことが起こっても、その中でできることを探す。なぜなら誰も自分の人生を生きてくれないし、誰かの期待を答えるために生きていないから。

これらは勇気のいる行動。

だけど、自分への敬意につながるからしているだけ。

自分を満たすことができるから、依存的な関係を引き寄せなくなるし、自分を愛するから周りに愛を持って接することができる。

「セルフラブは、自己中・ナルシじゃないの?」

と思っていたら矢印がまだ、他人に向いているからかもしれないです。

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AUTHOR

長谷川ありす

長谷川ありす

セルフラブ・ボディラブアドボケイター&コーチ。セルフラブやボディポジティブと出会い、10年におよぶ摂食障害やうつの症状から解放。セルフダウトに苦しむ現代の女性たちがありのままの自分の価値に気がつき、自分の人生を動かすパワーを取り戻すために、脳科学的なアプローチを通じた潜在意識のディスカバリーやコーチングセッションなどを通して、女性たちがコアな部分から変われるようにサポートしている。



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