「痩せていないと幸せになれない」摂食障害とうつで苦しんでいた私がセルフラブコーチになるまで

 「痩せていないと幸せになれない」摂食障害とうつで苦しんでいた私がセルフラブコーチになるまで
Aris Hasegawa
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「環境を変えたら何かが変わる!?」それは本当で、そして間違いだった

さて、自尊心も自己肯定感も低く、自分を嫌いながら毎日を生きていた私ですが、このままではいけないと思い、アメリカ留学することに決めます。「環境を変えたら何かが変わる!」と思ったんです。だけど、それは10%本当で90%は間違いだった。

環境を変えてインスパイアは受けられるかもしれないけれど、マインドが変わっていないと、結局同じなのです。アメリカに来ても、ホームシック、カルチャーショック、自信のなさは勝手に解決されるものではありませんでした。

”アメリカに来たのに一緒じゃん

そんなふうに自分を責めてばかり。摂食障害の症状も悪化し、うつのような傾向に苦しんでいました。

しかしそんな日々に、光がさしたのです。

”You are enough”

当時通っていたボストンの語学学校の先生、アンナに言われたのが、この言葉。

”You are enough” 「あなたはありのままで本当は十分なのよ」

それまでの私は、外側の何かが変われば自分を好きになることができ、自信が生まれ、幸せな人生を送れると信じていました。だけど、そうじゃなかったのです。「今の私でもう完全体だったんだ。いつもどこかのパズルが欠けていると思って外側に向けていたフォーカスを内側に向けたら、ピースは全部揃っていたんだ」ーーそう気づけたのです。

「私は今のままでいいんだ!!!!」

ガッツポーズをし、言葉にできないほど内側からみなぎるパワーを感じたあの日から、私は明らかに変わりました。

これからセルフラブジャーニーを続けていく上で、もっとたくさんの人にYou are enoughを伝えたい。そして、自分の力で人生を動かしていけること、あなたはすでに素晴らしいということ、どんな見た目でも愛される権利はあること、そして、幸せはいつもあなたの中にあることーーこれらを伝授していくことを誓い、今日私はアドボケーター、兼コーチとして活動しています。

これからこの連載では、セルフラブについて私なりの伝え方で発信していきます。「セルフラブとナルシストって同じじゃないの?」「自分に厳しくなってしまうのはなぜ?」など、セルフダウト(自己否定)に陥りがちな女性の考え方のクセを少しずつほどいていきたいと考えています。お楽しみに!

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AUTHOR

長谷川ありす

長谷川ありす

セルフラブ・ボディラブアドボケイター&コーチ。セルフラブやボディポジティブと出会い、10年におよぶ摂食障害やうつの症状から解放。セルフダウトに苦しむ現代の女性たちがありのままの自分の価値に気がつき、自分の人生を動かすパワーを取り戻すために、脳科学的なアプローチを通じた潜在意識のディスカバリーやコーチングセッションなどを通して、女性たちがコアな部分から変われるようにサポートしている。



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