【お悩み解消ヨガ】アンジャッシュ児嶋一哉が体験レポート「四十肩を改善できるヨガを教えて!」
体の不調あるあるを、アンジャッシュ・児嶋一哉さんがヨガで解消していく本連載。忙しくて心身のメンテナンスを忘れがちな毎日も、簡単ヨガでヘルシーに!
今回のお悩み【四十肩】
一時は着替えるのも辛いほど!動かしづらい違和感を取りたい
8年前、ある日突然痛みが始まった四十肩。ひどいときは腕がまったく上がらず、痛くて横向きに寝れないし、仕事でも衣装に着替えられなくて大変だったことも。時間とともに痛みは減ったけどまだまだ違和感が。動かしたほうがいいのか、動かさないほうがいいのかもよくわからなくて。ヨガで解消できませんかね?
解消ポイントは?
肩が「受動的に動く」ワークで無理なく改善
四十肩は肩関節の筋肉や腱の組織に炎症が起きていて、基本的には無理に動かすのはNG。ですが、児嶋さんは痛みもだいぶ緩和されているようなので、逆に動いたほうが関節が固まるのを防げます。緊張をゆるめて、肩を直接動かすというより「受動的に肩が動いている」状態をつくり、関節や筋肉をほぐしていきましょう!
WORK① 脱力!肩ゆらし
四十肩は腕を回すだけでも辛いので、まずは腕をダランと脱力させて揺らすワークで、肩の緊張をほぐしましょう。重力に任せて無理なく揺らすと、自然と肩まわりがゆるみます。
HOW TO
ブロックなどに左手をおき、右腕を脱力させて十分にゆるむまで、ゆらゆら自由に揺らして。反対の腕も同様に。
【動きのポイント】
ブロックに体重を預けて、ゆらす腕も重力に任せて動かしましょう。今は痛みがない場合でも、また症状が悪化する可能性もあるので無理はせず、痛みを感じたらストップして!
WORK② 三日月のサボテンポーズ
力任せに肩を動かすより、「腕を動かすことで肩が自動的に動く」状態がベスト! このワークは脇腹や背中などを使って両腕を開閉することで、肩の可動域が徐々に広がっていきます。
HOW TO
右脚を前、左脚は後ろ、骨盤は正面に。両腕の肘を曲げて両脇を締め、肩は脱力。
吐きながら両腕を後ろに引く。脇を締めたまま、肩甲骨を寄せる意識を持って。吸って閉じる。脚を替えて反対も。5~10回
【動きのポイント】
肩を動かせないままいると、肩の前側や胸まわりも固まっているので、胸を開くイメージで両腕をなるべく後ろに引いてみましょう。もちろん、痛くない範囲で行ってください。
簡単でも効果を実感!こまめにゆるめる習慣を
「ヨガもポーズによっては左肩が痛くて、腕が上がらないことも。でもだいぶ痛みが取れた今は、動かしたほうがいいんですね。肩ゆらしはめちゃくちゃ気持ちいいし肩がラクになりました」
そう振り返る児嶋さんに、磯先生がこんなアドバイスをプラス。
「児嶋さんは力を抜くのがとても上手ですが、長く四十肩に悩まれている方は、肩を動かさないぶんまわりの胸や腕、脇や背中なども固まりがち。鎖骨まわり、腕や脇などをほぐしてからヨガをするともっと快適にできると思うので、普段からゆるめる習慣づけを!」
試してみた感想は…?
無理なく続けられるから改善していくのが楽しみ!
ただ腕をダラ~ンと垂らして揺らすだけで、簡単に解消できるって最高!三日月のサボテンポーズは腕を引くとき地味に辛かったけど(苦笑)、無理やり肩を動かすわけじゃないから安心してできました。日常でも続けていきたいッス!
児嶋一哉さん
1972年生まれ。俳優業でも高い評価を受ける。現在は、YouTubeチャンネル「児嶋だよ!」も配信中。2008年にヨガを始め、2016年に本誌主催アワードで「ベスト・オブ・ヨギ」受賞。近著『おっさんずヨガ』(インプレス)、エッセイ集『俺の本だよ!!』(世界文化社)が好評発売中。
教えてくれたのは…磯 沙緒里先生
学生時代にヨガに出会い、会社員をしながら国内外で幅広いヨガを学び、本格的に講師の道へ。暮らしに寄り添うヨガ指導に定評があり、メディアでのヨガコンテンツ監修も多数。
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