家族がいたって大丈夫!"ゆるい"ミニマリストになって快適な暮らしをはじめよう
「ミニマリスト」と聞くと、必要最小限の持ち物で豊かに暮らすことをイメージするかもしれません。そんな生活に憧れてはいるけれど、手放せない物があったり、家族がいたりしてあきらめたという方もいるのでは?あきらめるのはまだ早いかもしれません!今回提案するのは、ストイックすぎない「ゆるミニマリスト」です。
”ゆるい”ミニマリストって何?
『”ゆるい”ミニマリスト』は、そのネーミングからもイメージできる通り、「ゆる〜くミニマリズム」を実践する人のことです。
「ミニマリスト」と聞くと、ストイックに物を減らす、あるいは自分にとって必要のない習慣や考え方はすっぱりと手放すとイメージする方も多いかもしれません。実際にそういった暮らしを実践している方も世の中には多くいます。洋服は数着、そして選ぶ時間を削減するために、全く同じ洋服がワードローブの中においてあるといった感じ。
一方で、『ゆるいミニマリスト』は、できるところから物を減らしつつも、ある程度の持ち物を許容します。また、習慣や考え方なども、自分の意思だけで手放すというよりかは、周りとの協調性などを考慮しながら、できることから変化を重ねていきます。
つまり、ゆるいミニマリストとは、家族やパートナーと一緒に暮らしながらも「ミニマリズムな暮らしを実践したい!」という方におすすめのライフスタイルということです。
ゆるいミニマリストを目指す方法
1. 1日1捨
仕事や家事、育児など毎日忙しさに追われて”不要なもの”を探す時間さえないという人も少なくないはず。そんな方は、まずはお財布の中にあるレシート、またメールボックスに溜まっている広告メールなどからはじめてみましょう。
ほんの小さな変化ですが、例えば1ヶ月間続けると、不要な物が30個以上なくなります!少しずつではありますが、整理する習慣が身に付いていきます。
2. 吟味して買い物する
”買い物=物を増やす” という行為ですが、ゆるいミニマリストさんは「これ安いから」といった理由で買ったりはせず、買う物がどんな恩恵をもたらしてくれるのかなどを吟味するのがおすすめです。もう少し噛み砕いて言うと、”衝動買いはしない”といったところでしょうか。
時間をかけて選んだ物には愛着がわいて大切にできるので、物が増えたからといって不要な罪悪感などにさいなまれることや「これいらなかった…」といった後悔の念もわきません。
3. ”なんとなく”している習慣を改める
「忙しくないけれどなんとなく残業してしまう」、「寝る前にだらだらスマホをみてしまう」など、”なんとなく”な習慣があると感じる方は、見直すのも良いかもしれません。
もちろん、その時間が心地の良さを与えてくれるのであればそれは必要なことなのかもしれません。けれど、少しでも違和感や疑問を感じるような行為は考え直す必要があるのではないでしょうか?
4. 自分の考えを他人へ押し付けない
家族やパートナーなど一緒に暮らしている人がいる中、ゆるいミニマリストを続けていく中で大切なのは、他人の考えや意見、他人の持ち物を尊重するということ。自分にとっては不要な物でも、他人にとっては大切な物ということもあります。
ミニマリストに固執しすぎことで、他者との関係に亀裂が入るようなことがあれば、決して心地の良さは手に入れることができません。
5. 楽しむことを忘れない
ゆるいミニマリストを目指す上で、大切なのは「楽しむ」ということ。
「自分はダメだからミニマリストにならなくてはいけない」、「辛いけれど仕方が無いから」「これ欲しいけれど、物が増えるから我慢する」なんてネガティブな気持ちを持ちながら、ゆるいミニマリストを続けるのは、困難です。
具体的に、「ゆるいミニマリストになってこんな暮らしを実現させたい」といった目標があると良いかも知れません。
ゆるいミニマリストで心地の良い暮らしをおくろう
全てを手放して本当に必要最低限のものだけに囲まれて暮らすというミニマリストな暮らしはとてもスッキリするのですが、なかにはそれを追求するあまり「我慢してしまう」「他人との関係が悪くなってしまう」なんてことも時々、耳にします。
一方で、ゆるいミニマリストは、少しずつ持ち物や習慣を手放すのでリバウンドしにくいのもポイント。
同居人がいる方はもちろんのこと、一人暮らしだけど「以前トライして挫折してしまった」「何からはじめればいいか分からない」と言った方にもおすすめです。
今からでもすぐに始められそうなことがあれば、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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