「寝起きの体が冷房で冷え冷え、しかもダルい」起き抜けの体に気持ちいい刺激「朝のストレッチ」4つ
寝苦しい夜は、冷房をつければ朝まで快適。と、思いきや寝起きの体がひんやり・ヒエヒエになってしまって、「ダルイ……」という朝を迎えてはいませんか? 今回は、冷房で冷えた体のダルさをスッキリ。ベッドの中でできる朝にオススメのストレッチを紹介していきたいと思います。
寝返りの頻度や寝相にもよりますが、寝起きの体は筋肉が縮まって血流が悪くなっていることがあります。それに加えて、暑い夜は、エアコンの使用によって体が冷えやすくなりますから、ほかの季節よりも寝起きのダルさに悩まされることが多いのではないでしょうか。
そんな「体が冷えて、あちこちダル重い」という朝は、筋肉の緊張を緩め、血流を改善してあげるとスッキリ。そのあとの体の動きもスムーズになるでしょう。そこで、ストレッチの出番というわけです。
それでは早速、寝起きのベッドの中でもできる朝のストレッチをおこなっていきましょう!
ひんやりダルい体に気持ちいい刺激「朝のストレッチ」4つ
朝、ストレッチをするときなのですが、先にお伝えしたように筋肉が短縮(縮まった)した状態であることからいきなりグーンと大きく、長く伸ばし過ぎたりすると筋・関節・靭帯などを痛める恐れがあります。
まずは、ゆったり・ゆるゆると。心地よさを感じられる力加減とキープ時間を意識しておこなっていきましょう。
1:仰向けで縦の伸びのストレッチ
仰向けになり腕を頭上に伸ばしたら、手と足を上下に軽く引っ張り合う~5呼吸
→足は腰幅程度に開く
→のどのあたりが詰まらないように、あごを少し上げる
ベッドの中で丸まっていた体に目覚めのスイッチ。気持ちのいい縦の伸びを感じながら、キープします。
2:胸を開くストレッチ
腕を体側に下ろしたら、ひじを立てて体を支えるようにし、背中~腰を持ち上げる~5呼吸
→胸を天井に突き出す
→腰が痛い方は、無理のない範囲でおこなう
寝起きは呼吸が浅くなっていることが多いです。ゆったりとした呼吸は血流の改善にも役立ってくれるので、少しずつ胸が開いて、徐々に「吐く・吸う」が深まっていくのを感じましょう。
3:お尻を持ち上げるストレッチ
ひざを立てた仰向けの姿勢(手のひらは下向き・体側に下ろす)から、お尻~腰~背中の順に床から持ち上げ、両腕を頭上に伸ばす~5呼吸
→足は腰幅に開き、股関節を天井に突き出す
→手の指先で遠くの壁を押すように軽く伸びをする
体幹や骨盤まわり、足の筋肉を使って代謝アップ。腹部のしっかりとした伸びも感じられるストレッチです。
4:お腹・腰をねじるストレッチ
ひざを立てた仰向けの姿勢で両腕は頭上、息を吐きながらひざを右側に倒す
息を吸ってひざを起こし、吐きながら左側に倒す~3~5回繰り返す
→呼吸に合わせて、無理のないところまでひざを倒す
→手の指先を遠くに伸ばすように意識すると、腹部の伸びが深まる
寝ているあいだに凝り固まった腰まわりを優しく緩め、腹部のねじりでは内臓機能UP。腸が刺激されて、便や溜まっていたガスの排出を促す効果にも期待できるでしょう。
涼しい寝室で心地よい目覚め……とはいかなかった朝に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
※ ストレッチの力加減やキープ時間はその日の体の状態に合わせて、1~4を順番におこなうことをオススメします。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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