4月~6月は、スーパーなどでも春野菜や葉野菜が多く出回る芽吹きの季節。新じゃがや新玉ねぎ、にんにくなど保管していても芽が伸びやすい季節でもあります。それと同じように、観葉植物も芽吹きの季節で、この時期は植物の植え替えに適した季節です。
そこで今回は、この時期ならではの、放っておくだけでどんどん育つ、植物を育てるのが苦手な方でも楽しく育てられるさつまいものインテリアグリーンをご紹介します。
写真は昨年の8月下旬の写真。新芽が出始めたのが7月上旬。インテリアグリーンは9月いっぱい楽しめました。今から育て始めると発育も良く、上手に育てれば夏中楽しむことができそうです。
さつまいもは、八百屋さんやスーパーで売られている一般的なさつまいもで問題ありません。さつまいもを購入したら、以下のことに気をつけながら是非育ててみてください。
1.さつまいもを新芽が出るまで風通しの良い場所に置く。
芽が出るまで水や土をあげる必要はありません。
なにもせずにそのまま芽が出るまでそっと待ちます。
2.新芽が出始め、葉と根が伸びてきたら、土の上に置く。
葉の出始めは枯れたような黒い葉が出てきます。
枯れてしまったと勘違いしがちですが、そのまま放っておくと緑の新芽になります。
葉は3~4㎝くらい伸びてから土の上に乗せても大丈夫です。
※土ではなく水(水耕栽培)でも育ちます。その場合は根だけ水に浸かるようにします。
3.他の植物と同じように育てる
さつまいもの根が張りはじめ、土の栄養を吸収するようになります。
他の植物と同じように、土の表面が乾いてきたら水をたっぷりあげます。
葉がどんどん伸びてくるので、土の入った鉢のまま飾っても良いでしょう。
4.水耕栽培にチャレンジ
伸びてきた茎をカットし、カットした茎先を花瓶に挿します。
元気なさつまいもの茎の場合は、2.3日すると根が生えてきます。
そしてまたどんどん葉(茎)が育ち、綺麗な緑色の葉が生い茂ります。
時期がずれたさつまいもは、芽があまり成長せず枯れたように見える小さな葉が少し生えるだけですが、そのまま放置していても腐ることもなく、翌年の新緑の季節には葉がすくすくと伸び始め、根を生やし葉が茂ってきます。季節外れに食べ損ねて芽が出始めてしまったさつまいもは、捨てずにそのまま風通しの良い場所に置き、ぜひ新緑の季節まで飾って育ててみてください。さつまいもは他の観葉植物に比べ成長も早いので、植物を育てるのが苦手な方でも比較的楽に楽しく育てることができる植物です。今年の夏は、さつまいものインテリアグリーンを試してみるのはいかがでしょうか。