人は何度も同じことを過ちを繰り返す?失敗を繰り返さないために私が始めた「反省ノート」とは
「次こそは同じ過ちは繰り返さない…」と心に決めても失敗してしまうなんて経験ありませんか?ヨガ哲学の中でも、人は何度も同じ失敗を嫌気がさすまで繰り返すとあります。今回は、なるべく失敗を繰り返さないために筆者がはじめたのが反省ノートをご紹介します。
人は同じ過ちを繰り替えす?
「またやってしまった」ということ、誰しも一度や二度経験したことがあるのではないでしょうか。
筆者も、あれだけ理不尽に夫に怒らないと決めたのに生理前でイライラしてつい…ということを繰り返したり、食べ方には気を使わなければと思いながら、いつの間にかタンパク質不足・鉄分不足で体がボロボロになることを何度も繰り返してきました。
ヨガの聖典『ヨガスートラ』の中にも、人は何でも同じ失敗を「もうコリゴリだ!」となるまで繰り返す動物であると書かれています。
「直したいのになかなか改善できないのは、その過ちを振り返り真剣に向き合う反省の時間が足りないからかもしれない」と考え、筆者は『反省ノート』というものを始めました。
『反省ノート』って何?
反省ノートとは?
反省ノートとはその名の通り、反省を記すノートです。毎日毎日反省があるという人もいないかもしれないですが、私自身も毎日記録はしていません。反省すべきことや、自分で直したいこと、変えたいことがあった場合は、記すようにしています。
反省ノートの書き方
反省ノートの書き方には特にルールはありません。
前述した通り、反省すべきことや自分で直したいことがあった場合にのみ書きますが、書き方のスタイルもその日や出来事によって変わっています。箇条書きで記録する日もあれば、詳細に記したい場合は思いつくまま書き続けることもあり、またブレインストーミングのように記す日もあります。
誰かに見せるものでもなく自分のためのノートなので、”気にせず書きたいように書く”というのが、反省ノートを効果的に続けるポイントだと思います。
反省ノートの活用のポイント
反省ノートを記録したら私が必ずやるのが、書き記したものを読み直すようにしています。勢いよく書いたものに目を通すことで、反省をもう一度意識する機会を作るのが目的です。また、勢いよく書いてみたものの「それって違うかも」など、書いた時とは異なった気づきや学びに繋がることもあるんです。
わたしが感じる反省ノートの効果
自分を客観的に見ることができる
反省ノートを始める以前は、頭の中で「あーまたやってしまった。今度こそは…」と反省していました。それが、反省を文字化することで自分のことを”客観的”に見ることができるようになりました。思いを文字起こしすることで、では実際にその問題を繰り返さないためにどうすればいいのか、今の自分の課題は何なのかを明確にすることにも繋がります。
忘れない
頭の中で反省していた時は、その時は反省するのですがすぐに忘れてしまいました。反省ノートでは、まず頭の中で考えて、ノートの文字起こし、そしてそれをまた読むと、3段階に分けて反省を浸透させるので忘れづらいのも効果の一つ。
”なりたいわたし”を明確に。そうすれば、近づくことができる
反省という言葉を聞くとネガティブにも聞こえるかもれしませんが、自分が反省したいこと、克服したいことの発見は、”なりたいわたし”を明確にしてくれるキッカケになります。反省ノートに反省を記していると、「わたしはこんな人になりたいんだ」「こうすればもっと快適に生きることができるんだ」と気付きに繋がります。
反省ノートに記録したことが全て簡単なことではないとしても、”なりたいわたし”への近道であると私は感じています。
必要なものはノートとペンだけ。もし最近「またやってしまったー」なんてことがあった方は是非試してみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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