人気ヨガ講師たちの【ごはん哲学】ベジタリアン食を実践するようになった理由とは?
食にはその人の哲学が表れます。マットを下りた後の普段の生活の中でもヨガを実践している先生たちは、食に対してどのような考えを持っているのでしょうか。そこには、私たちが“ヨガ的に生きる”ためのヒントがありました。
「アヒムサーを実践するベジタリアン食です」梅澤友里香先生
「元々体質的にお肉は得意ではなかった」という梅澤先生。7年ほど前、ベジタリアンであることを当たり前のことのように感じさせてくれるコミュニティと出会ったおかげで、公言するようになったそう。「ヨガ的な考えでいえば、ベジタリアンはアヒムサー(非暴力)の実践のひとつだと思います。今食べているものの背景を知ることは地球環境に思いを馳せることにつながります。『いただきます』の意味を、食事のたびに実感できるようになりました」
梅澤先生の食【4つのルール】
1.旬のものを食べる
夏野菜は体を冷やす働きがあり、反対に冬野菜は体を温めるものが多い。こうした自然の節理に寄り添うと、体も楽でいられる。
2.有機栽培のものを選ぶ
野菜は皮と実の間に栄養を蓄えるので、それを丸ごといただくためになるべく自然栽培、または有機栽培のものを選ぶように。
3.消化に良いものをとる
内臓の負担が減り、体が軽くなることを実感。「消化に良いものをとるように心掛けたら、やりづらかったポーズがとりやすくなりました」
4.感謝して食べる
「野菜でもお肉やお魚でも、『感謝して食べる』。これが大切。他者に対して感謝の気持ちを持つことは、ヨガの練習の第一歩です」
ある日の食日記
朝)スープやスムージー
にんじんスープにヘンプシードをふりかけたものでパワーチャージ!
昼)外食もベジ仕様
「パークヨガの日に外で食べたベジバインミー。ピクニック気分♪」
夜)体を温める汁物
しょうがを利かせた大豆ミート入り和風スープは、遅めの晩ごはんに◎。
梅澤先生のヨガ前後のおすすめフード
「FRUITS IN LIFEのスロージュースやむそう商事のナッツフルーツバーなど、手軽に食べられるものをバッグに入れておくと、素早くエネルギー補給できて便利です」
梅澤先生のおすすめレシピ 【ごぼうのポタージュスープ】
体を温めるごぼうは、食物繊維豊富で便秘解消にもおすすめ。特にこの時季、旬を迎えたごぼうは味がよく、薄味でも大地の恵みをしっかり感じられるおいしさです。
材料(つくりやすい分量)
ごぼう(有機)........2本 玉ねぎ(有機)......1個 しょうが(有機)......1かけ
十五穀米(生)......ひとつかみ 野菜コンソメ(顆粒)......小さじ1/3 塩 ......少々
(好みで)豆乳 ......適量 (あれば)豆乳クリーム、パセリ(みじん切り)......各適宜
【つくり方】
❶ごぼうはたわしでよく洗い、皮つきのまま長さ3㎝程度に切る。玉ねぎは外皮をむき、一口大に切る。しょうがは洗って皮つきのまま薄切りにする。
❷鍋に水800㎖、十五穀米、ごぼう、しょうがを入れて中火にかける。アクを取りながら具材を煮込み、ごぼうに火が通ったら玉ねぎを入れてさらに3~5分煮る。玉ねぎが透きとおったら火を止めて、粗熱をとる。
❸2を煮汁ごとミキサーに入れて攪拌する。滑らかになったら鍋に戻し、野菜コンソメ、塩、好みで豆乳を入れて弱めの中火にかける(ポタージュのゆるさを豆乳で加減する。 入れなくてもOK)。器に盛り、あれば豆乳クリームを回しかけ、パセリをふる。
教えてくれたのは…梅澤友里香先生
ヨガインストラクター、モデル。イベントやワークショップで講師を務めるほか、食・美・健康をテーマにしたヨガイベントも主催。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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