恋愛や婚活で「どうして私は"選ばれ"ないのだろう」と悩む人に知ってほしい主体的な思考とは
「どうして私は一人なんだろう」「なぜ私はいつも"選ばれ"ないんだろう」そんな風に考えることがある方にはぜひ読んでいただきたいコラムです。
「どうして私は"愛され"ないのだろう」
あなたは他の誰でもない、自分の軸で生きていますか?おそらく誰しもが「自分の軸で生きている」と思うかもしれません。しかし、婚活がうまくいかない時、彼氏がなかなかできない時、誰かにふられた時、「どうして私は"選ばれ"ないのだろう」「どうして私は”愛され”ないのだろう」と思うことがありませんか?よくよく考えてみると「選ばれる」「愛される」これらは自分が主体のように見えて実は相手が主体のことです。自分を選ぶのも、自分を愛するのも相手がすることです。他人の判断について悩むことは、相手の行動をコントロールすることもできず、悩んでも答えが出ないことになります。
愛するということ
ドイツの心理学者エーリッヒ・フロムは、「愛するということ」という著書の中で、愛の問題について以下のように述べています。
「愛する能力の問題としてではなく、愛されるという問題として捉えている」「愛してくれないのは相手の問題だと思い込みやすい」
私たちは、ついついどうすれば愛されるのかについて考えてしまいます。そして、「自分は主体的に相手を愛しているのか?」と、自分のことに注意が向かずに、「なぜ愛してくれないの?」と相手が主体のことについてばかり考え、相手に責任を押し付けているのかもしれません。フロムは、相手を愛することは、愛する能力だと言います。そして、主体的に相手を愛しているからこそ、その愛が相手にも伝わり、結果的に愛が返ってくる。初めから「愛される」という見返りを期待するものではないのでしょう。「どうして愛されないの」「どうして選ばれないの」と考えることは、自分が主体ではなく、相手が主体の悩みだからこそ、100%正解の答えは出ません。相手が好きそうな服装やメイクなど「相手の軸」を予想し続け、自分の愛する能力の問題と捉えないのなら悩みはいつまでも続いてしまうかもしれません。
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