更年期をネガティブに捉えないために!30代・40代から始めたい"事前準備"とは

 更年期をネガティブに捉えないために!30代・40代から始めたい"事前準備"とは
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閉経をはさんだ前後5年から始まる「更年期」。個人差はありますがこの時期、気持ちや体調に変化を感じると訴える女性が多くいると言われています。女性が誰しも通るライフステージではありますが、事前に準備しておくことでこの時期を上手に乗り越えることができるんです。

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更年期って何?

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更年期とは

個人差はありますが、「更年期」とは閉経前後の45歳から55歳くらいの期間を指します。

女性は一生の間に月経を迎える「思春期」、月経があり妊娠・出産が可能な「性成熟期」、月経が終わる「更年期」、閉経後の「高齢期」という4つのライフステージがあります。

NHK・BSプレミアムの番組「美と若さの新常識」のデータによると、日本女性の閉経は平均で「52歳」だそう。番組の調査によると、体に何らかの不調を感じている女性が8割以上いることが分かっています。

更年期の不調の原因って?

症状には個人差があり研究でまだまだ解明されていないことも多い更年期。この更年期にとても関係が深いのが「女性ホルモン」です。

女性ホルモンとは卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという2種類があります。閉経に伴い、更年期にはエストロゲンの分泌が急激に減ることが分かっており、これが更年期の様々な症状を引き起こすと言われています。

エストロゲンは月経や妊娠といった女性機能ほか、乳房や性器の成長、肌や髪を艶やかにするなど女性特有の体作りをサポートするホルモン。それまでエストロゲンによって調節されて保たれていた上記のような機能はうまく働かなくなります。

またエストロゲンが減少することで脳は、女性ホルモンを”もっと”出すよう卵巣に対して指令を送りますが、卵巣の機能が低下しているためホルモンを出すことはできません。これが、脳のパニックを引き起こし自律神経のバランスが乱れ、体や心にさまざまな不調が現れるようになると言われています。

参考: 公益社団法人日本婦人科学会

症状は?

更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。 

「更年期障害」公益社団法人日本婦人科学会 

更年期の症状は個人差があります。以下は、よく訴えられる症状に一例です。

1. 血管の拡張と放熱に関係する症状

ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗 等

2. 身体症状

めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさ 等

3. 精神症状

気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠 等

更年期障害の特徴の一つは症状が多彩なことと言われています。上記のような症状が、他の病気による症状ではないことを確認する必要があります。

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