「親の過干渉がしんどい…」と感じた時に試したい3つのこと
毒親との付き合い方とは?
長い間このような状況に置かれていると、精神的にダメージを受け、自尊感情の低下、自分にも周囲の人にも信頼感が持てないなど様々な影響が。また十分大人な年齢になっていても、家族を築く自信がなく、パートナーとあえて親しい関係になることを避けるなど、家族づくりにも大きく関係してきます。そうなる前に、毒親と付き合っていくためにはどんなことが必要なのか3つ取り上げます。
1.距離を置く
1人暮らしを始める、合う頻度が多い場合は減らすなど、とにかく親から離れる機会を作ることです。また、経済的な自立ができないために実家にいることで子供の自立を妨げるという場合もあるので、まずは経済的な自立を目指すことも大切なことかもしれません。
2.誰かに相談する
家族など身内の問題になればなるほど、外部の人に相談してはいけないように感じるもの。しかし、意外と同じような経験をしている人は多いもの。共感してもらえることもあるかもしれません。また相談したことによって新たな親との付き合い方が見えてくることも。抵抗がある人は、専門機関などでカウンセリングを受けてみて。カウンセリングでは家族関係の相談も多く、今のあなたの現状を親身に聞き、あなたによって良い方法は何かを一緒に考えてくれます。
3.自分が考え方や行動を変える
なかなか相手の言動や行動は変えられないもの。親も同じです。あなたが親に対する対応や考え方を変えることで新たな関係を築くことができるかも。しかし、自分一人でそれをしようとすると親に邪魔されたり、「苦しい」と感じてしまうこともあるので、安心できる人、あるいは信頼できる専門家と共に話しながら整理していくことが大切でしょう。
親子関係はどんな関係よりも密着度が高く、そのために外の世界から隔離され見えづらくなるという特徴があります。そんな時こそ抱え込まずに誰かを頼って話してみてください。これまで見えてこなかった親との関係に、新たな光が差してくるかもしれません。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。Instagram: @maiminami831
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