西洋占星術の基本知識「10個の惑星」の読み方を学ぼう【ジョニー楓の星読みガイド♯12】

 西洋占星術の基本知識「10個の惑星」の読み方を学ぼう【ジョニー楓の星読みガイド♯12】
Nanayo Suzuki
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「月」のルーラー(強い影響を与える星)は?

ジョニー楓:月は蟹座のルーラーです。蟹座は受動的なサインですから自分から何かを発信したり、生み出したりする星座ではありませんよね? つまり、ルーラーである月も同様で自ら想像的に何かを考えて形成されていくわけではなく、0歳から7歳までに感じた印象や出来事を吸い込み、それが人格や性格の一部となって形成されていくということになります。まだ意識や思考が育つ前に吸収してしまうわけですから、本人も無自覚ということになります。もしかしたら、「言われてみれば!」くらいのことかもしれません。それが仮に他人から見たらかなり異質なものでも、本人は至って自然な訳です。

自分は幼い頃どのような影響を受け、その印象が後々どのような出方をしているか? みたいな癖が少し見当たりましたか? きっとそれは変えようの無い性のようなものなので受け止めてください。

「水星」の性格=8歳から15歳までの発達

ジョニー楓:月の次に地球に近い水星行ってみましょうか。水星はだいたい8歳から15歳までの発達段階を表します。つまり学校にいき始めたあたりの期間の出来事がその人の性格に大ききく関わり影響しているというわけです。月は自分の実感とか感情とか馴染んだところでいればよかったのですが、水星は直接実感が無いようなこともやっていかなければいけないということになります。

つまり、いろいろなことを勉強していく段階ですから得意なものも不得意なことも必然的に理解せざるを得ないということになります。その状況の中で、知性の発達、会話や工夫、さらには言葉の力や情報処理能力と、後々のコミュニケーションに欠かせないものをここで必死に身につけ形成していくわけです。

他人と比べて、自分の優れているところはどこか?あるいは劣っているところはどこか? また、それを補い挽回するにはどうしたら良いか?この年齢域の間に培っていくわけです。つまり、困ったときにどう対処するか、社会生活の中で生き残っていくためには何が必要か、8歳から15歳の間に培った方法で後々も対応していくということになります。

例えば、問題を自分の力で解決することをこの年齢域で覚えられれば、後々もそうやって解決できる人ということになります。解決することを諦め、そこに収まる、あるいは甘んじてしまえば、後々までそのような対処の仕方しかできなくなるかもしれません。※自分は、習字教室の先生に、「お前は上達が人よりも遅い」言われたことが今でも印象的で、もし、今現在も努力を怠れない所がるとしたら、紛れもなく水星時代のトラウマが影響していると言えます。

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