ヨガが世界を変える|ヨガによって救われたリアルストーリー
3.自分の能力や天賦の才を気前よく差し出そう
変化は起こりうる。そしてそれは皆さんから始まる。皆さんは自分のなかに、世界を根本的に変える力と才能を秘めているということを知っていただきたい。ブッダの言葉に「この真理を皆に伝えるのだ。寛容な心、親切な言葉、奉仕と思いやりの精神が、人間性を再生させるものだ」というものがある。また、ガンジーは「この世で見たいと思う変化にあなた自身がなりなさい」という言葉を残している。すぐに結果を見ることはできないかもしれないが、皆さんは行く先々で、生き生きとした本当の自分自身であることによって変化の種を植えているのだからどうか安心して欲しい。
皆さんはどんな才能をお持ちだろうか。世界が傷ついている時、皆さんは自分の何を喜んで差し出そうとするのだろうか。自分を生き生きとさせることを見つけ、それを実行しよう。世界は生き生きとして自分の力を喜んで差し出そうとする人をもっと必要としている。
4. この道を進んでいくためにヨガの手法を使い続けよう
呼吸法、瞑想、ヨガのポーズがもたらす利益は、ヨガの指導者と生徒がともにヨガスタジオから世界へ持ち出していけるものだ。ジーン・ホールの著書『Breathe, Simple Breathing Techniques for a Calmer Happier Life(呼吸しよう。穏やかで幸せな人生を送るためのシンプルな呼吸法)』に着想を得た以下の呼吸法が、最も重要な例だ。穏やかで単純な呼吸法だが、頭部から心臓までさまざまな働きを調和させるのにきわめて効果的だ。
呼吸と心と精神をひとつにする練習
まず心地よく座れる椅子を探そう。背筋を無利なく伸ばして引き上げる。胸郭を開いて、肩をリラックスさせる。静かに目を閉じて顔の筋肉を緩める。右手を下腹部に当てて、呼吸に意識を向ける。息を吸うたびに腹部が膨らんで手のひらを押し、息を吐くたびに後退していくのを感じよう。ここで、左手を心臓に当てる。手のひらで鼓動を感じ、そのリズムに耳を傾けよう。呼吸を柔らかくして、呼吸を鼓動に合わせ始める。心臓が5回打つ間息を吸って、1回打つ間息を止め、6回打つ間息を吐き、1回打つ間息を止める。これを5~10分続けて、鼓動と呼吸が同調するのを楽しもう。この練習を終えながら、自分が世界を変えるためにできる方法について考え始めよう。
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