【腸活×朝ごはん】スープに加えるだけ!疲れた胃腸をケアするちょい足し具材とは?

 【腸活×朝ごはん】スープに加えるだけ!疲れた胃腸をケアするちょい足し具材とは?
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亘美玲
亘美玲
2025-02-22

現代社会では、ストレスや不規則な食生活により、多くの人が胃腸の不調に悩まされています。朝食スープは、体を内側から温め、消化器系を穏やかに活性化させる、健康的な一日のスタートを切るための秘策。温かいスープは、単なる栄養補給以上に、腸内環境を整え、体調を整える力を秘めています。今回は、疲れた胃腸をケアする朝食スープのレシピと、その栄養学的な効果についてご紹介します。

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胃腸ケアにおすすめの食材

ブロッコリー

胃腸の健康に有効な成分がいくつか含まれています。スルフォラファン:この成分には、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの原因となるピロリ菌に対する殺菌効果があります。また、胃炎や胃粘膜萎縮を予防する効果も報告されています。

ビタミンU:胃潰瘍を予防する働きを持つこのビタミンがブロッコリーには豊富に含まれています。

食物繊維:ブロッコリーは100gあたり4.4gと、野菜の中でもトップクラスの食物繊維を含んでいます。特に不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して膨らみ、便をかさ増しして腸壁を刺激し、蠕動運動を促進します。

ビタミンC:ブロッコリーにはレモンの3倍ものビタミンCが含まれており、2房食べるだけで1日分の必要量を満たせます。ビタミンCは抗酸化作用があり、胃腸の健康維持に寄与します。

鶏むね肉

鶏むね肉は胃腸のケアにおすすめの食材で、以下の特長があります。

タンパク質:鶏むね肉は100gあたり23.3gの高品質なタンパク質を含んでいます。これは腸の粘膜を修復し、消化器系の健康維持に重要です。

低脂肪:脂肪が少ないため、消化が容易で胃腸への負担が軽減されます。

イミダゾールペプチド:この成分は抗酸化作用があり、胃腸の細胞を酸化ストレスから保護し、疲労回復を促進します。

ビタミンB6:タンパク質の代謝を助け、消化プロセスをサポートします。

調理の柔軟性:蒸す、煮る、スープにするなど、胃腸に優しい調理法で簡単に調理できます。

組み合わせの効果:野菜や食物繊維と組み合わせることで、さらに消化を助け、腸内環境を整えることができます。

レシピ

ブロッコリーと鶏むね肉の簡単朝食スープ

完成品
photo by Watari Mirei

【材料(2人分)】

ブロッコリー 1/2株

鶏むね肉 100g

水 400ml

鶏がらスープの素 小さじ1

塩、こしょう 少々

オリーブオイル 小さじ1

材料
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【作り方】

ブロッコリーを小房に分け、鶏むね肉を一口大に切ります。

切った鶏肉
photo by Watari Mirei

鍋に水と鶏がらスープの素を入れて火にかけます。

粉末を入れる
photo by Watari Mirei

沸騰したら鶏むね肉を入れ、2分ほど煮ます。

ブロッコリーを加え、さらに2-3分煮ます。

塩、こしょうで味を調え、仕上げにオリーブオイルを回しかけます。

仕上げ
photo by Watari Mirei

完成

まとめ

腸内環境を整えることは、単なる健康トレンドではなく、私たちの生活の質を大きく左右する重要な要素です。朝食スープは、忙しい現代人にとって、簡単かつ効果的な健康習慣の一つです。ブロッコリーと鶏むね肉を使ったこのスープは、栄養バランスに優れ、腸の働きを整える力を持っています。定期的に取り入れることで、腸内環境の改善や便秘解消などの効果が期待できるでしょう。

<参考>

日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

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材料
切った鶏肉
粉末を入れる
仕上げ