断捨離提唱者・やましたひでこが教える、床に置きがちなモノと見直すべきポイントとは?
つい床にモノを置いてしまう人、必見。床に置いてしまいがちなモノを見直すポイントについて、『スムーズに進む! 漫画・はじめての断捨離』(やましたひでこ・監修/宝島社・刊)から抜粋してご紹介します。
床が見えると一気に開放的な空間に
モノが多い家に伺うと、床面積が狭い印象を受けます。一見、きれいそうなリビングでも、ダイニングテーブル、ソファ、カップボードに椅子などの家具がたくさん......。実際は広くても、床が見える面積が少ないので、窮屈な印象を受けます。加えて、読みかけの雑誌が積まれていたり、バッグが床に無造作に置かれたりしていると、まさに「足の踏み場もない」状態です。今、あなたの家の床を埋め尽くしている家具やモノは、本当に今の暮らしに必要か、問いかけてみましょう。自分の家の床がどのくらい見えているか、確かめてみてください。当たり前に思っていたけど、そういえば歩くときに何かしらよけている、邪魔に思っているモノがあったら、それは手放しどきです。床置きをやめれば、ロボット掃除機に床掃除を任せ、床掃除から解放されるのもメリットの一つですよ。
本当に必要? なんとなく用意している スリッパなら手放しましょう
自分が履くためのスリッパ、来客用に用意しているスリッパ、本当に今持っている分がすべて必要ですか? とくに布製品のスリッパは、傷みやすくニオイもつきやすいもの。年齢を重ねるとスリッパによって滑って転倒するというリスクも増えていきます。現代の住宅は、スリッパがないと生活できないほど足元が冷えるということはないはず。習慣で持っているだけ、履いているだけなら、手放しましょう。お客様にも、「うちはスリッパ のない家なの」と説明すればいいのです。それよりも、普段から床掃除が行き届いているほうが、お客様を不快にさせません。
お手入れも大変なラグやマット類はこの機会に一掃しましょう!
リビングのラグ、玄関やキッチンのマット、お風呂やトイレなど、部屋中マットが置いてあるのであれば、それが本当に機能しているか、清潔に管理できているかを振り返ってみてください。もし、長い間そのままになっている、めくったらその下がホコリやゴミだらけだったとしたら、管理できていないので手放す対象です。繊維の中にゴミや汚れが溜まりやすく、定期的に洗うなどのケアをしないと、衛生面でも心配です。マットをなくせば、掃除も簡単になって暮らしの負担が減ります。
ゴミ箱が家のあちこちに点在そんなに必要ですか?
リビング、キッチン、トイレ、洗面所、寝室など、各部屋にゴミ箱を設置しているご家庭も多いでしょう。そのゴミ箱は本当に必要ですか?キッチンやリビングなど、ゴミの出る頻度が高い場所、過ごす時間が長い場所に限定してゴミを集めるほうが、効率がよいはずです。点在させていると、ゴミ箱がいっぱいにならないので古いゴミがずっとそこに留まりがち。それって不衛生ですよね。ゴミ箱はだいたい部屋の角にありますから、その周辺の掃除も行き届かなくなります。
一時置きの温床になっている椅子・スツールはなくす!
たくさんの椅子が、誰にも座られることなくただのモノ置き場となっているなら、それは手放しどきです。なんでも置ける椅子があることで、カバンがそこに置きっぱなし、脱いだ洋服をかけっぱなしという状態が起きやすくなります。椅子がないと、一時置きする場所がないので、自然ときちんと片付けるという習慣がつきます。
監修/やましたひでこ
一般財団法人「断捨離®」代表学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片付け」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探究メソッド」を構築。断捨離は人生を有意義に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。
『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計 700 万部を超える大ベストセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において30 言語以上に翻訳されている。
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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