【カットわかめ】戻さず時短!知ればもっと使いたくなる意外な活用術
乾燥のカットわかめは、味噌汁に入れたりラーメンの具にしたり、ストックしておくと便利な食品ですよね。ただ、レパートリーが少なく困っているご家庭もあるかと思います。そこで今回は、時短にもなるカットわかめの意外で簡単な活用術をご紹介します。
わかめってどんな栄養があるの?
海藻は身体に良いとはよく聞きますが、わかめには具体的にどんな栄養素が含まれているかご存じですか。
わかめには食物繊維が豊富に含まれています。なかでも、ぬめり成分のアルギン酸とよばれる水溶性食物繊維は、便秘解消や予防に役立ちます。摂りすぎた塩分の排出を促したり、血圧上昇を抑えたりする働きがあることなどが注目されています。
また、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル類、ビタミンKも豊富です。ストックしておけば、腸活やむくみ改善、ダイエットにも繋がる便利な食材ですね。
海外でも海藻がブーム!
海藻を食べるのはもともと日本と韓国くらいといわれていましたが、最近では海外でも海藻が人気になってきています。もともとは、seaweed【海の雑草】と呼ばれ、漁をする際に網に絡まるなど、海の厄介者とされていました。しかし近年の健康ブームの影響で、海藻は【スーパーフード】と呼ばれるまでになっています。海藻をペースト状にしておしゃれなビンに詰めた『シーモスジェル』という女性向けの健康食品が作られたりするほどです。
戻さずOKだから時短!カットわかめの活用術
カットわかめを戻す手間なく、そのまま活用する方法をご紹介します。
1 ゆでた野菜に直接和える!
ゆでて食べやすく切った小松菜やほうれん草に直接カットわかめを振りかけて和えていきます。ゆでた青菜の水分で程よくわかめが戻り、しばらくすると丁度よいおひたしや和え物が簡単に作れます。ゆでたもやしは節約にもなり良いですね。塩もみしたきゅうりや白菜など、生で食べられる野菜を使ってもOKです。
2 ご飯にダイレクトにイン!
ふりかけ感覚で、炊き立ての熱々ごはんに混ぜましょう!少し大きいものは手で細かくしながら入れてください。ご飯の水分でわかめが戻るのでとっても簡単。ごまや塩などお好みの調味料で、おいしいわかめごはんの完成です。
3 お弁当のカップの底に忍ばせる!
お弁当に煮物や和え物、サラダなど水分が出やすいおかずを入れるときは、カップの底にカットわかめを1~2かけパラパラと入れてみてください。おかずから出た水分をわかめが吸ってくれるので、時間が経っても水っぽくならずおいしく食べられますよ。
まとめ
いかがでしたか。わたしたち日本人にとってはなじみ深いわかめ。海外で人気になり、また再注目されています。手軽に使えて時短にもなり、健康にも役立つ食材、ぜひ毎日工夫して活用していきたいですね。
参考文献:おうちで乾物レストラン 野田智也
新・野菜の便利帳おいしい編 高橋書店
ライター:やなぎかおり
特別養護老人ホームにて介護食の大量調理と栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、出産を経て、ヘルスケア栄養指導士を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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