朝食べればみるみる痩せる!脂肪燃焼に役立つ「朝食スープの具材」とは?<管理栄養士考案レシピ付き>
ダイエット中は、食べても脂肪燃焼に役立ち満足感が得られるものが理想です。そこで今回は、満足度が高く、しかも脂肪燃焼に役立つレシピをご紹介します。
ダイエット中の朝食、どんな栄養素が必要?
糖質と脂質の代謝
ダイエット中は糖質や脂質の摂りすぎをセーブして、良質なたんぱく質を摂取することがポイントです。また、ビタミンB群の補給も大切です。ビタミンB群は糖質やたんぱく質、脂質を、エネルギーに変えるのに役立ちます。つまり、食べたものをエネルギーに変えるビタミンB群が不足すると、脂肪が身体に蓄えてしまうのでダイエット中は代謝を助けるビタミンB群も積極的に補給したいところ。主食には糖質低めのものを選ぶこともダイエット成功の近道です。
食物繊維
食物繊維は、腸内での脂肪の吸収を抑え、血糖値の急な上昇を防いでくれます。さらに腸内環境を良好に保つ、食べ過ぎを防ぐ、といった4つのダイエット効果があります。現代人は食物繊維が不足している人が多く、意識的に摂取することが大切です。
ダイエット中の朝食におすすめの食材3選
オートミール
オートミールは他の主食と比較してもカロリーが低い炭水化物です。1食30gあたり105kcalと白ごはんお茶碗1杯234kcalの半分以下のカロリーです。また、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富なため、ダイエットに適した食品といえます。ダイエット中にオートミールを取り入れるポイントは、1食30gを守ることと、オートミールだけを食べ続けて栄養バランスが崩れないようにすることです。
キャベツ
キャベツは低カロリーで、たくさん食べてもカロリーオーバーにならない罪悪感の少ない食材。満腹感があり、高カロリーの料理の食べ過ぎを防ぎます。またキャベツには胃の働きや胃の粘膜を正常に保つビタミンUが豊富に含まれます。代謝に役立つビタミンB群も含むのでダイエット中にキャベツを取り入れれば、食べ過ぎを防ぎ健康的に痩せられます。
生姜
生姜に含まれる成分”ジンゲロール”には、血流を良くする働きがあり、そのため体内の代謝がアップして、エネルギーの消費を増加させるといわれています。 代謝がアップすることによりエネルギーの消費量が増えるので、ダイエットに効果的といわれるわけです。生姜を摂取することによって血流が良くなると、代謝がアップすることに加えて、水分の循環も良くなるのでむくみ解消が期待できます。デトックス効果が促され、体内に溜まった毒素が排出されることで美肌効果も期待できます。
ダイエットにおすすめの朝食レシピ
オートミールスープ
ダイエットの強い味方「オートミール」とたっぷり野菜、燃焼に役立つ生姜の入った朝食におすすめのヘルシースープです。
【材料】2人分
オートミール 60g
千切りキャベツ 60g
玉ねぎ 50g
人参 30g
生姜 10g
水 300cc
めんつゆ 大さじ2
卵 1個
【作り方】
野菜を千切りにしておく。
生姜は千切りにして軽く水にさらしておく。
卵を割って溶き卵にしておく。
鍋に水を入れてオートミール、人参、生姜を半量入れる。
沸騰したら、玉ねぎ、キャベツを入れてひと煮立ちしたら、めんつゆを加える。
溶き卵を加えたら、火を止める。
器に盛付けて、残りの生姜をトッピングして完成。
<参考文献>
文部科学省,日本食品標準成分表2020年版(八訂)
AUTHOR
亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。 2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、 産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。 離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く