朝食べるだけでみるみる体重が落ちる!管理栄養士が推奨【ダイエット朝食スープ】選ぶべき具材とは
朝のスープは身体を温めリラックス効果や内臓の働きを高める効果があります。また免疫力UPにも繋がりますので、朝スープは健康に役立ちます。さらにダイエット目的なら朝食にぴったりな痩せスープを取り入れてみるのもおすすめです。今回は朝食べるべき痩せスープを紹介いたします。
朝スープダイエットのメリット
体温上昇
朝温かいスープを食べることで、身体が温まり内臓の働きが高まって代謝がUPします。代謝がUPすると食べたものを効率的にエネルギーに変えてくれて脂肪が付きにくくなります。
間食防止
朝は忙しいのでさっと飲める具の少ないスープを選びがちですが、具材に噛み応えがあるスープを飲むことで満足感が得られて間食防止に繋がります。
栄養バランスが整う
具沢山で栄養価の高いスープを食べることで栄養バランスの良い食生活になり健康的に痩せられます。
朝スープダイエットにおすすめの具材
たんぱく質
ダイエット中は筋肉量を落とさないためにも、また食事の満足度を上げるためにもたんぱく質は欠かせません。スープの具材にもたんぱく質はマストです。
おすすめは豆腐。「畑のお肉」とも呼ばれる大豆から作られる豆腐は、たんぱく質を豊富に含みます。100gあたり木綿豆腐なら7g程度で、良質なたんぱく源であるたまご1個の含有量6.2gと同等です。豆腐はもちろん、豆乳ベースのスープもおすすめです。また、豆腐は糖質が少ないのもダイエットに適する理由の一つです。100g中の糖質量は木綿豆腐でわずか0.4gです。
食物繊維
食物繊維もダイエットには不可欠です。とくに不溶性食物繊維と呼ばれる水に溶けにくい食物繊維は消化に時間がかるため長時間満腹感を維持するのに役立ちます。また血糖の急激な上昇も抑え、腸内の環境も維持してくれます。
スープにおすすめなのはきのこ類です。きのこの旨味成分である「グアニル酸」は細胞の中では「核酸」が酵素(ヌクレアーゼ)で分解されることで生成されるようになります。 核酸からグアニル酸に変化するためには細胞が破壊されることが必要なので、きのこを切ったりほぐしたりして、スープにして加熱することでグアニル酸が生成されます。
酸味のある食材
お酢や果物など酸味のある食材はビタミンCやクエン酸などの成分が豊富に含まれています。これらの成分は新陳代謝を促進し、脂肪の燃焼を助けます。さらに代謝が活性化されて、体内の老廃物の排出が促されるためダイエット中にはおすすめです。それだけなく酸味のある食べ物は、食材は味覚に刺激を与える味のアクセントとなるため、少量でも満足感が得られます。他にも酸味のある食べ物には、血糖値の上昇抑制にも役立ちます。例えば、酢に含まれる酸味の成分である酢酸は、炭水化物の吸収を緩やかにして、血糖値の急激な上昇を抑えるので脂肪の蓄積を防ぎます。
時間が無い!そんなときの時短調理ポイント
カット野菜
今回おすすめするスープは夜のうちに作り置きすることができますが、時間がないときはカット野菜や予めほぐした状態で売っているきのこを使うと時間短縮につながります。
冷凍
きのこは余ったらほぐして冷凍するのもおすすめです。冷凍したきのこを解凍することでも細胞が破壊されて旨味成分のグアニル酸が生成します。
朝食痩せスープはこれ!おすすめレシピ
キノコともずく酢のさっぱりスープ
【材料】4人分
・しめじ 70g
・えのき 1/2房
・白菜 1枚
・トマト 1/2個
・木綿豆腐 1/2丁
・もずく酢 1パック
・粉末中華スープ 小さじ1
・こしょう 少々
・水 500cc
【作り方】
しめじをほぐして、えのきは石附を切り落として長さを半分にしてほぐしておく。
トマトを1口大に切っておく。
鍋に水を入れ、ほぐしたきのこを入れて火にかける。
きのこが煮立ったら白菜と、木綿豆腐を切って鍋に入れる。
煮立ったら粉末中華スープとトマト、もずく酢を入れて火を止める。
仕上げにこしょうを加えて完成。
【参考文献】
文部科学省,日本食品標準成分表2020年版(八訂)
AUTHOR
亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。 2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、 産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。 離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
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