夕食の時間が遅い人必見!ダイエットのために避けたいNG食品と食べすぎを防ぐコツ|栄養士が解説
現代は夜遅くに食事を摂る方が増えています。働いている方、特に働く時間が不規則な方は食事時間が不規則になりがちです。夜間はエネルギーが消費されにくく脂肪となりやすいため、ダイエットの大敵といえます。そうはいっても、どうしても夕食が遅くなってしまう方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回の記事では、夕食が遅くなる場合に避けたい食品をご紹介します。
遅い夕食はなぜ太る?
そもそも、遅い夕食はなぜ太りやすいのでしょうか。一般的に遅い夕食を摂るとその後は活動せず寝てしまうため、摂取したエネルギーが消費されず、余分なエネルギーは脂肪となってしまうのです。また、夜間に活性化する遺伝子によって脂肪が蓄積しやすいことが分かっています。このように、遅い夕食は消費エネルギーが少ないことや遺伝子のはたらきによって、太りやすいといえます[1,2]。
ダイエットのために避けたいNG食品
遅い夕食が良くないことが分かっていても、仕事の関係で遅くなってしまう方もいらっしゃるでしょう。前項でお伝えしたように、夜間はエネルギーの消費量が減る傾向にあるため、遅い時間に食べる場合はカロリー(エネルギー)が高い食品は控えたいものです。
カロリーが高い食品は、脂肪が多い揚げ物・肉・チーズなどが挙げられます。また、カップ麺・菓子パン・ケーキなどもカロリーが高いため注意しましょう。揚げ物は油を使用するため、カロリーが高くなります。また、炒め物も油を使用するため、煮物や蒸し物などの油を使用しない料理が良いでしょう。どうしても肉を食べたい場合は脂身の多いバラ肉や肩ロースなどを控え、ヒレ肉やささみなど脂身の少ないものを選ぶのがポイントです。
また、ご飯や麺はカロリーを含むため、食べ過ぎに注意しましょう。野菜料理を多めにすることでカロリーや脂肪の摂りすぎを抑えられるため、サラダやスープなど積極的に取り入れると良いでしょう[1,3]。
間食を利用しよう!
仕事などの都合で昼食から夕食までの時間が長く空いてしまうと、夜食べすぎてしまう場合があるでしょう。夕食で食べ過ぎを抑えるためには、間食を利用するのがおすすめです。ただし、菓子パンや揚げ物などカロリーの多い食品を摂ると、夕食がおろそかになってしまったり、カロリーオーバーとなったりする可能性があるため注意が必要です。おにぎり・カップヨーグルト・果物などカロリーや脂肪が少ないものを選ぶと良いでしょう。また、カロリー表示を見て購入する場合は約200kcal程度のものにするのがおすすめです[1,3]。
仕事などの都合でどうしても遅い夕食になってしまっても、食品の選び方や上手な間食の取り入れ方によって、賢くダイエットができるでしょう。今回の記事を参考に、食事を工夫してみてくださいね。
【参考文献】(2024年5月27日閲覧)
AUTHOR
一ノ木菜摘
管理栄養士/ライター。短大卒業後、病院で栄養士として働きながら管理栄養士免許を取得。その後は病院の管理栄養士やコールセンターなどの経験を経てライターとして活動を始める。ダイエットや食品、メンタルなどのヘルスケアについて論文などの科学的根拠をもとにコラムを執筆している。
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