レタスの切り口が赤い…!食べても大丈夫?管理栄養士が教える、レタスの赤みを抑える5つの方法
レタスを冷蔵庫に入れてしばらくおいておくと、気づいたら切り口が赤く変色してしまった・・・なんてことありませんか? 切り口が赤くなったレタスは食べても大丈夫なのか、心配になりますよね。この記事では切り口が赤くなったレタスは食べても大丈夫なのかを解説いたします。
切り口が赤くなったレタスは食べても大丈夫!
切り口の赤くなったレタスは捨てていたという方もいらっしゃるかもしれませんが、実は食べても問題はありません。レタスの切り口が赤くなってしまう正体はポリフェノールです。レタスに含まれるポリフェノールが空気に触れることで酸素によって酸化され、褐色の色を持つ物質に変化してしまうのです。体に害になることはありませんので心配は不要です。とはいえ、見た目が気になる場合は、赤くなってしまった部分を切ってお召し上がりください。
レタスの赤みを抑える5つの方法
サラダなどで食べる際は、なるべく赤みのないきれいなレタスの方が見た目も美味しそうですよね。そこで、レタスの赤みを抑える方法をご紹介いたします。
1.レタスの繊維に沿って切る
レタスは線維に逆らって切ると細胞が壊れて、赤みが出やすくなってしまいます。そのため、赤みを抑えるにはレタスを線維に沿って切るのがおすすめです。繊維が壊れないため、赤みも出にくくなります。
2.切ったレタスを酢水に漬ける
水をはったボウルにお酢を少々入れ、切ったレタスを洗います。水にお酢を加えることで酵素の働きを抑えることができ、切り口が赤くなるのを防げます。
3.レタスをラップに包んで保存する
切り口が空気に触れてしまうと酸化により赤くなってしまいます。ラップをすることで酸素に触れなくなるため、色が変わるのを防ぐことができます。
4.鉄製の包丁で切らない
レタスは鉄製の包丁で切るとポリフェノールの酸化が早まるため、赤く変色しやすくなってしまいます。そのため、レタスを切る際はセラミック包丁を使う、手でちぎるなどがおすすめです。ただし、切って時間が経つと酸化により赤くなってしまうので注意が必要です。
5.レタスを切ったらすぐに食べる
時間が経つにつれて酸化してしまうため、レタスを切った後はなるべく早めに食べるのが一番です。
まとめ
切り口が赤くなったレタスは食べることができます。とはいえ、やはり赤みの無いレタスの方が見た目にも美味しそうですよね。レタスを購入した際は、今回ご紹介したレタスの赤みを抑える方法を参考にしていただければと思います。
【参考資料】
AUTHOR
津端奈緒美
管理栄養士/ライター。大学卒業後、病院の管理栄養士として栄養指導などに従事しながら社会人学生として修士課程を修了し、現在は博士課程を履修中。ライターとして栄養や健康に関する分野で科学的根拠に基づいた記事やコラムを執筆している。
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