なぜあなたは〈面倒臭い人〉と思われてしまうのか?面倒くさいと思われてしまう人の3つの特徴と対処法
今回は面倒くさいと思われてしまう人の3つの特徴と対処法をご紹介します。
面倒くさいと思われてしまう人の3つの特徴
面倒くさいと思われてしまう人の特徴としては、
・他者を尊重しない
・感情をコントロールできない
・社会的なルールが習得できていない
という3つが挙げられます。
他者を尊重しない
他者を尊重できない場合、面倒くさいと思われる可能性があります。
例えば、
・プライベートについて土足で踏み込む(例:「恋人はいるの?」「パートナーの年収は?」)
・自分の意見やルールを押しつける(例:「女性は〇〇くらいできなくちゃ」「〇〇歳までに結婚しないとダメ」)
などです。
他者が大切にしているもの(心や身体・人・時間・信念・価値観など)に許可なく触れ、時に否定までする行為は、カバンを勝手にあさられているような強烈な不快感をもたらします。その結果「これ以上関わると面倒だ」と感じさせてしまうのです。
感情をコントロールできない
自分で自分のネガティブ感情などをコントロールできず、他者にケアを求める人も面倒に思われがちです。
例えば、
・自慢話や他者を見下す話ばかりする(他者から「承認」「優越感」などを得ようとする)
・「でもでもだって」で主体的な意見がない(他者に「不安」「不満」などの解消を求める)
・気に入らないとすぐに怒る(他者に「怒り」「不快」をなだめてもらおうとする)
などです。
上記のようなネガティブ感情に振り回されると、周囲の人は疲弊し、次第に離れていきます。
社会的なルールが習得できていない
他者と関わる上で必要な社会的ルールが身についていない場合も、面倒に思われることがあります。
例えば、
・コミュニケーションスキル(例:あいさつをする、お礼を言う)
・コミュニティでのルール(例:可燃ゴミは〇曜日の朝に出す)
・ビジネスマナー(例:言葉遣い、メールの書き方)
などです。
これらのルールは、感情的なトラブル回避のために設けられています。ルールがない状態でそれぞれが判断・行動すると、価値観がぶつかり合い、あちこちで感情的なトラブルに発展する可能性があるからです。
ルールを習得できていない人がいると、本来ならば避けられていたトラブルがその人を中心に発生します。その結果、面倒くさい人だと思われてしまうのです。
面倒くさい人と思われないための対処法
ここからは、面倒くさい人と思われないための3つの方法をご紹介します。
他者を不快にしない話題を選ぶ
他者に踏み込みすぎない話題を選ぶと、面倒くさいと思われにくくなります。
他者の不快感ごとにテーマを分けると以下の通りです。
■不快レベル低(当たり障りがない):天気や季節、美味しいお店、最近のニュース、流行のもの、など
■不快レベル中(人によっては不快):愚痴、恋愛や家族、政治や宗教など
■不快レベル高(多くの人が不快):お金、身体的特徴、自慢、悪口、性的な話題など
相手が不快感を示したときに「ただの冗談なのに!」「本人のためを思って言っているのに!」と感じるかもしれません。しかし大切なのは相手の気持ち。
どのレベルのテーマで話していても、相手が嫌がっていれば別の話題に切り替えましょう。
感情を上手にコントロールする
感情をコントロールするには、目に見えない感情に名前や形を与えてあげる必要があります。
例えば、
・感情を言語化(例「嬉しい」「寂しい」「ドキドキ」「トゲトゲ」)
・感情を色に例える(例「赤」「青」「ゴールド」)
・感情の形や大きさをイメージする(例「手のひらに乗る青の立方体」「スカイツリーくらいの真っ白な塔」)
などです。
感情に名前や形を与えたら、心のどこかに置いておきます。いったん消えてしまっても構いません。
大きく感情が動いたら形・色・大きさなどがどうなっているか、改めて見つめてみてください。「怒り」や「悲しみ」など言語化できないかも考えてみましょう。
このように感情を具体的・視覚的に把握していくと、自分でもわからない感情が暴走することが減ります。
社会でのスキルを磨く
どんなコミュニティでも、コミュニケーションスキルは大切です。特に重視したいのが、「あいさつ」「お礼」「謝罪」の3つです。
これらは
・あいさつ:あなたの存在を尊重しています。あなたに敵意はありません。
・お礼:私はあなたの行動を大事なものだと受け止めています。
・謝罪:あなたの大事なものを傷つけてしまったことを理解しています。
など、他者をちゃんと理解・尊重していることを示すメッセージです。
少なくともこの3つは、どんなコミュニティでも意識してみましょう。
さいごに
精神的・身体的に不安定なときは、普段よりも自制がきかず、つい面倒くさいと思われる言動をしてしまうかもしれません。
ただ、一時的に面倒くさいと思われても、あとで相手を尊重できなかったことを真摯に謝罪し、同じ過ちを繰り返さないように努めれば、良好な関係は取り戻せます。
AUTHOR
佐藤セイ
公認心理師・臨床心理士。小学生の頃は「学校の先生」と「小説家」になりたかったが、中学校でスクールカウンセラーと出会い、心の世界にも興味を持つ。大学・大学院では心理学を学びながら教員免許も取得。現在はスクールカウンセラーと大学非常勤講師として働きつつ、ライター業にも勤しむ。気がつけば心理の仕事も、教える仕事も、文章を書く仕事もでき、かつての夢がおおよそ叶ったため、新たな挑戦として歯列矯正を始めた。
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