【ざるそばvs冷やし中華】ダイエット中のランチで選ぶならどっち?管理栄養士が比較して解説!
だんだんと夏日の日も増えてきましたね。そうなると恋しくなるのが冷たい麺類。冷たくてさっと食べられるので、ランチなどに選ぶ方も多いのではないでしょうか?ただ麺類をランチで食べる時に抑えておきたいポイントが。詳しくみていきましょう。
ダイエットをしたい人こそランチを見直すべき?
仕事や家事、育児の合間に食べるランチ。みなさんはどのように選んでいますか?自分一人で食べる場合、つい同じようなメニューや、手軽に食べられるものばかりになってしまいがちですよね。ただダイエットをしたい方こそ、ぜひランチを見直してほしいのです。
なぜならダイエットをしたいからとお昼のカロリーを控えめにすると、夕方お腹が空いてお菓子をつまんでしまったり、夕食に食べ過ぎてしまう方が多いから。できればお昼はしっかり食べて、夕食を控えめにする方がダイエットにはおすすめ。昼食をしっかり食べても午後の活動でカロリーを消費されやすい一方、夕食をしっかり食べると、カロリーを消費しないまま睡眠してしまうので、どうしても体重は増えやすくなります。
ランチを選ぶときのポイントは?
ではざるそばと冷やし中華をランチで選ぶとすると、どちらがおすすめでしょう?
正解は、冷やし中華の方がおすすめです!
ざるそば(1人前・普通盛り)
エネルギー量 284kcal
炭水化物 54.6g
たんぱく質 10.0g
脂質 1.7g
食物繊維 3.7g
冷やし中華 酢じょうゆたれ(1人前・普通盛り)
エネルギー量 478kcal
炭水化物 75.1g
たんぱく質 20.3g
脂質 8.9g
食物繊維 4.3g
ざるそばはカロリーが少なく、さっぱりと食べられるので選びがちなメニューですが、カロリーたんぱく質、脂質、食物繊維が全て不足している状態です。またたんぱく質や脂質、食物繊維が不足していると、血糖値も急激に上昇しやすくなりますし、食べやすいので早食いにもなりやすいです。お昼にそばを食べたけど、夕方お腹が空いてお菓子をつまんでしまった、夕食を食べ過ぎてしまったという経験もあるのではないでしょうか。
一方、冷やし中華は、卵やハム、きゅうり、もやし、わかめなど、さまざまな具が入っているので、栄養バランスが摂りやすい一品。麺類では不足しがちなたんぱく質や食物繊維なども摂りやすいです。
もしざるそばを食べるのであれば、納豆やゆで卵、サラダチキンなどたんぱく質と、とろろやサラダなど、野菜を組み合わせるようにするのがおすすめですよ。また揚げ物が好きな方は、夕食ではなく、昼食で、且つそばなどの脂質が少ないメニューの時と組み合わせるのがおすすめ。ぜひ選ぶときの参考にしてみて下さいね。
<参考>
外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド (女子栄養大学出版部)
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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