【果物の糖質ランキングを発表】管理栄養士が教える「糖質の多い・少ない果物」
甘くておいしい果物。フルーツはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、美容のために日頃から意識的に食べている方も多いのではないでしょうか?ただヘルシーなイメージの果物も、意外に糖質が多い食べ物なのです。そこで今回は果物の糖質量について見ていきましょう。
生活習慣病予防に 果物の栄養について
日本には四季に合わせておいしい果物がたくさんありますよね。果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維だけでなく、抗酸化作用のあるカロテノイド、ポリフェノールなども多く含まれています。また、果物を日常的に食べている人の方が生活習慣病や便秘、骨粗鬆症など、幅広い病気の予防につながるとの研究も出てきており、食事バランスガイドでも1日200gの果物を食べることが推奨されています。
しかし、糖質が多いものが多いのも事実。どのような果物を選べばいいのでしょうか?
果物の糖質量
おなじみの果物の100gあたりの糖質量は以下の通りです。(糖質が多いもの順)
バナナ(小1本) 21.4g
シャインマスカット(7粒) 16.1g
ぶどう(7粒) 15.2g
かき(大1/2個) 14.3g
りんご(1/2個) 14.1g
パインアップル(7切れ) 12.5g
みかん(1.2個) 11g
オレンジ(0.7個) 10.8g
キウイ果物(1.2個) 10.8g
日本なし(1/2個) 10.4g
グレープ果物(1/2個) 9g
もも(1/2個) 8.9g
いちご(7粒) 7.1g
アボカド(0.7個) 2.3g
バナナやぶどう、かき、りんごなど、酸味が少なくて甘味の強い果物は糖質が高い一方、いちごやグレープ果物、なしなど、水分が多く、酸味のある果物は糖質が低い傾向に。例えば、バナナといちごでは、同じ100gでもバナナの方が3倍も糖質が多いということになります。
また健康の為に果物ジュースを飲む方もいますが、ジュースにすると食物繊維やビタミンCなどは失われていることが多く、生の果物を食べるより糖質が多くなりやすいので、注意が必要ですよ。ぜひ選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
<参考文献>
農林水産省 FACT BOOK(果物と健康)
日本食品標準成分表(八訂)
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く