〈新じゃが〉「皮ごと食べていい」と言われるけど…皮についた土、どこまで落とすべき?栄養士が解説
新じゃがは皮ごと食べられるので、皮付きのまま揚げたり、皮付きのじゃがバターにしたりしてじゃがいも本来の味わいを楽しみたいですよね。そこで気になるのが皮についた土。新じゃがの土はどこまで気にしたらいいのでしょうか。今回は新じゃがの洗い方について紹介します。
新じゃがの皮の土はどこまでとるべき?
「新じゃが」とは通常の時期よりも早く収穫され、すぐに出荷されるじゃがいものことです。新じゃがの皮には水分が多く、皮が薄いのでむかずにそのまま食べられます。皮ごと調理して、旬の味を楽しみましょう。
新じゃがの土はどこまで洗えばいい?
新じゃがは皮ごと食べられるので、表面についている土を洗い流す必要があります。でこぼこしたくぼんだ部分にも土が残らないように洗うのがポイントです。
くぼんだ部分の土は取りにくいですが、土が残っていると土臭さを感じることがあり、ジャリッとした不快な食感の原因にもなります。次に紹介する洗い方で、できるかぎり土を取りのぞいてくださいね。
新じゃがの洗い方とは
土を落とすために、タワシでゴシゴシと洗いたくなりますが、新じゃがの場合あまり強く洗うと皮がむけてしまうので注意が必要です。
皮を残しつつ、しっかりと土を落とすようにしましょう。
<新じゃがの土をしっかり落とす洗い方>
1)皮付きのまま水を入れたボールにつける
水につけることで、土が柔らかくなり、取りのぞきやすくなります。
2)汚れが浮いてきたら2〜3回水を変えながらじゃがいもを洗う
じゃがいもとじゃがいもをこすり合わせたり、清潔なスポンジやタワシで優しくこすったりしましょう。
くぼんだ部分に土が残りやすいので、でこぼこしたところを特にスポンジなどで洗うといいですね。
新じゃがを食べる前の注意点
保存
新じゃがについた土は、調理の直前までそのままにしておきましょう。きれいにして保存しておきたいと思うかもしれませんが、土がついたままの方が風味を保ったまま保存できます。
また、新じゃがは水分量が多いため、普通のじゃがいもよりも日持ちしにくい特徴があります。長期保存せず、新鮮なうちに食べきりましょう。
食中毒予防
皮ごと食べられる新じゃがですが、調理する前に皮の部分をしっかりと見ておきましょう。
じゃがいもの芽や緑色の部分にはソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれている危険性があります。
食中毒になるおそれがあるため、芽の部分は芽のまわりごとくり抜き、緑の部分は厚めにしっかりと皮をむくようにしましょう。
新じゃがは皮のまま食べられるので、通常のじゃがいもとは違う風味を味わえますよね。土をしっかりと洗い落とし、おいしく食べられるようにしてみてくださいね。
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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