めっちゃ使える【椎茸の戻し汁】年末年始にもおすすめな最強の活用法とは|管理栄養士が解説

 めっちゃ使える【椎茸の戻し汁】年末年始にもおすすめな最強の活用法とは|管理栄養士が解説
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干し椎茸を水で戻した際に戻し汁を捨ててしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし椎茸の戻し汁には椎茸から流れ出た栄養素が含まれており、私たちの体にとって嬉しい作用があります。 戻し汁の栄養素を捨ててしまうのはもったいないので、戻し汁も有効に活用したいですね。 そこで今回の記事では椎茸の戻し汁に含まれている栄養素とその作用について詳しく解説します。また、戻し汁の活用方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

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椎茸の戻し汁にはどんな栄養素が含まれている?

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干し椎茸にはさまざまな栄養素が含まれています。調理する際には水で戻すため、一部の栄養素が流れ出てきます。では椎茸の戻し汁にはどのくらい栄養素が含まれているのでしょうか。

文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、椎茸の戻し汁には以下の栄養素が含まれています。なお、比較のために干し椎茸の含有量も記載しています。

栄養素 椎茸の戻し汁の含有量 干し椎茸の含有量
カロリー 4kcal 258kcal
たんぱく質 0.1g 21.2g
カリウム 29mg 2200mg
カルシウム 1mg 12mg
マグネシウム 3mg 100mg
0.1mg 3.2mg
ビタミンD 0μg 17.0μg
ビタミンB2 0.02mg 1.74mg
ナイアシン当量 0.6mg 23.0mg
ビタミンB6 0.02mg 0.49mg
葉酸 2μg 270μg
パントテン酸 0.57mg 8.77mg

主に椎茸の戻し汁にはカリウムや鉄、葉酸などが含まれています。

カリウムは体に必要なミネラルの一種でむくみや血圧上昇の予防につながると期待されています。

鉄はヘモグロビンの構成成分として全身に酸素を運搬するのに欠かせません。葉酸は赤血球の生成や胎児の正常な発育に関わる栄養素です。

また、椎茸には旨み成分と言われる「グアニル酸」が含まれています。食品成分表では戻し汁のグアニル酸の成分値は記載されていませんでしたが、戻し汁にも含まれていると考えられるでしょう。

干し椎茸にはビタミンDが豊富に含まれていますが、戻し汁にはほとんど含まれていません。これは、ビタミンDが水に溶けにくい性質を持つ脂溶性ビタミンの一種であるからと考えられます。 

干し椎茸と比べると含有量は少ないですが、戻し汁にも栄養素が含まれていることが分かります。干し椎茸の栄養素を無駄にしないためにも、戻し汁を有効に使いたいですね。では、戻し汁を上手に活用するにはどうしたら良いでしょうか。

椎茸の戻し汁の活用方法とは?

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椎茸の戻し汁は、以下のような料理に使うのがおすすめです。

・煮物

・汁物

・炊き込みご飯

・ちらし寿司

煮物は煮しめ、筑前煮、切り干し大根の煮物などに活用できます。おせちやお雑煮など、お正月の料理にはもってこいですね。また、汁物は大分県の郷土料理であるだんご汁、味噌汁、中華スープなどに活用できます。 

ほとんどの料理は椎茸を使うものであるため、椎茸を料理に使う際に一緒に戻し汁を活用できると良いでしょう。

また、めんつゆやそばつゆに活用するのもおすすめです。

 

今回の記事を参考に椎茸の戻し汁を料理に取り入れ、栄養素を効率よく摂取してくださいね。

【参考文献】(2023年12月9日閲覧)

・文部科学省, 食品成分データベース,  調味料及び香辛料類/<調味料類>/(だし類)/しいたけだし

・文部科学省, 食品成分データベース, きのこ類/しいたけ/乾しいたけ/乾

・厚生労働省, 日本人の食事摂取基準(2020年版)

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AUTHOR

一ノ木菜摘

一ノ木菜摘

管理栄養士/ライター。短大卒業後、病院で栄養士として働きながら管理栄養士免許を取得。その後は病院の管理栄養士やコールセンターなどの経験を経てライターとして活動を始める。ダイエットや食品、メンタルなどのヘルスケアについて論文などの科学的根拠をもとにコラムを執筆している。



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