【市販の傷口用消毒液】開封してからの使用期限はどのぐらい?正しい保管方法は|薬剤師が解説


市販の傷口用の消毒液は、ケガをして慌てて買ってきたけどその後使っていない、次に使う時に使っていいのかわからない、常備薬として家にあるけれど、開封していつまで使用できるかよくわからないという方も多いと思います。 今回は、傷口用の消毒液についての開封後の使用期限と保管方法について解説いたします。
開封後の使用期限はだいたい1年以内
市販の傷口の消毒薬の使用期限は、開封後12ヶ月以内としている製品があります。その他の類似製品では、使用期限までの使用と特に開封後の期限が書かれていません。
ですが、購入時にすでに1年以内になっている場合もありますので、自宅にある傷口用の消毒薬について確認をしましょう。
開封時にボトルの前面に開封日をマジックで書いておくのもおすすめです。
傷口用の消毒薬の保管場所は?
傷口用の消毒薬は、「直射日光の当たらない涼しい所に保管すること」となっています。中には、エタノールが配合されている場合がありますので、日光の当たる場所は絶対にやめましょう。
戸棚の中や、薬箱の中など常に置く場所を決めておくと、いざという時にすぐに使用できます。
消毒薬のふたが閉まっていなかった場合
消毒液に限らず、ふたが開きっぱなしの事があります。持ち上げるときにふたが外れて倒れてこぼれたり、閉まってないから固まっていたり、アルコール消毒液などは空になっていたりすることがあります。
市販の傷口用消毒液でも、ふたが開いていた場合は水分やエタノールなどが蒸発してしまい、成分の配合濃度などが変っている場合があります。
1日以上ふたが開いたままの状態の場合は、使用せずに廃棄しましょう。使用後は必ずふたが閉まっているかを確認する癖をつけるとよいでしょう。

捨てるときはどうしたらいい?
傷口用の消毒液は、水に流して希釈しながら廃棄することが可能です。容器は各自治体の分別に従ってください。
月に1回、定期的に確認しましょう
一回使用しても次に使うまでに間が空きがちな傷口用の消毒液。使ってから1年以上たっていたとか、ふたが閉まってなかったなど気付くこともあるでしょう。
おすすめなのが、開封日を書いておくこと、薬箱など置く場所を決めて涼しい暗所に保管して月に1回など、定期的にチェックすると期限切れや状態が確認できるのでおすすめです。
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