専門家が教える!自分で作れる家庭薬「ナチュラル・レメディ」20選
17. 足の痛みに効くナチュラルレメディ
立っている姿勢が多いせいで、足がむくんで痛んではいないだろうか? 回復のためには、エプソム塩を注入した水に10分間足を浸すところから始めよう。その後にセルフマッサージを行う。つま先から足首に向かってなでるよう、ハワード・メイがアドバイスしてくれた。むくんで腫れた足から余計な液体(大部分は水分)を追い出すためだ。その後、冷やしておいたゴルフボールの上で足のかかとを数分間ローリングマッサージして終了。「冷たさが痛みや腫れを軽減してくれます。それに冷やすことで血の流れにたいしてヒーリング効果がもたらされます」とハワード・メイ。
18. 頭のぼんやり感に効くナチュラルレメディ
『International Journal of Neuroscience』に発表された研究によれば、ローズマリーを嗅ぐことで記憶力や集中力が改善される。グリーンのおすすめは、ローズマリー、ペパーミント、グレープフルーツをミックスしたエッセンシャルオイルを家やオフィスで活用することだ。それぞれをだいたい3滴ずつ、50cc程度の水に希釈する。ちょっと頭をすっきりさせたいな、と感じたら、デスクの近くでスプレーするといい。ローズマリーには集中力を高める効果があることが科学的に裏付けられているし、グレープフルーツとペパーミントはその覚醒効果のためアロマテラピーで長い間使われてきた、とグリーンは言う。
19. こむら返りに効くナチュラルレメディ
ヨガクラスで集中してプラクティスした日などに、眠りを邪魔する筋肉のけいれんが起きることがある。これは水分の不足や、他にもたとえばカリウムやマグネシウムといった電解質が失われたことも原因となって引き起こされる。そう教えてくれたのは管理栄養士のタラ・コリングウッド。フロリダ州オーランドに拠点を置くスポーツ栄養士だ。練習の後に体の水分と電解質を補ってやることで、リラックスできるし、筋肉のけいれんを防ぐことができる。カリウムを補うためにはバナナを食べるとよい(中ぐらいのバナナ一本で1日に必要なカリウムの12%を含んでいる)。マグネシウムを摂るにはカボチャのタネをいくつか食べるとよい(30gのカボチャのタネで1日に必要なマグネシウムの40%を含んでいる)。カリウムを追加で補うためにココナツウォーターを飲む(カップ1杯で1日に必要なカリウムの17%を含んでいる)。そしてもっと必要な水分を補うため、普通の水を飲む。
20. 足の臭いに効くナチュラルレメディ
足の臭いを追い出すために、臭いの原因となっている細菌を殺菌できる液体を作る。バケツに1/2リットルほどのお湯を入れて、そのなかにホワイトビネガーをカップ1杯入れて混ぜる。そこに10分間ほど足を浸すといい。こう教えてくれたのは自然療法医のローリー・スティールスミス。『Natural Choices for Women’s Health』の著作もある。「お酢は酸性で、抗菌特性を持っています」とスティールスミスは言う。もうひとつの選択肢はブラックティーに足を浸すこと。これは収れん剤として作用し、汗腺の大きさを小さくしてくれる。加えて、お茶に含まれるタンニンが抗菌作用を持っている、と彼女は言う。カップにティーバッグを2つ入れて沸騰したお湯を注ぐ。それから足を浸すために1/2リットルほどのお湯を用意し、作ったお茶を入れて薄める。
本記事の記者、サリー・ワディカは健康と栄養にかんして執筆するライター。コロラド州ボルダーに拠点を置いている。
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