太陽が力を奪う季節は何ごともほどほどに|アーユルヴェーダ的夏の過ごし方
ヨガ講師で、アーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。初回となる今回は、夏の過ごし方について。
暑いと食がすすまない理由
毎日暑い日が続いていますが、みなさん体調はいかがでしょうか? ご飯は美味しく食べられてますか?よく眠れてますか? アーユルヴェーダでは「太陽が力を奪う季節」と表現されているように、 夏は一年の中で、最も力が低下する時期です。ちなみに力とは「体力、消化力、免疫力」の3つを指し、この3つの力は一緒にアップダウンしています。ですから夏は食事が美味しく食べられずに、少食になったり、頑張りが効かずに疲れやすいのは当然のことなのです。食欲が無いのに無理していっぱい食べたり、疲れ気味の時に精力をつけようと栄養価の高いものをガッツリ食べては、逆に消化機能にダメージを与えてしまいます。また、この「3つの力」は季節だけでなく、一日の中でもアップダウンがあります。特に食事に関わる消化力に注目すると、ランチの時間帯が一番高くなりますので、多くの方がきっと美味しく食べられていることでしょう。逆に一番低下するのは太陽が下がった後の夜の時間帯です。夕食を意識的に軽めにすることが胃腸のケアに繋がります。とても暑い日などはいつもの夕食の時間になってもあまりお腹が空いて来なかったり、きっと少量で満腹感を感じることもあるでしょう。そんな時は、無理して食べないことです。 お腹が空いてから食べること、腹八分目を目指しながら、もし食べ過ぎて次の食事の時間になってもお腹が空かないようなら、思い切って一食スキップしてもいいでしょう。水を飲みながら次の食事の時間までやり過ごすことによって、疲れた消化機能を休めます。回復してくるとまた空腹感がよみがえり、次の食事の時間には美味しく食べられるようになるでしょう。
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