【長ねぎ】まさか捨てていない?長ねぎの青い部分、実は栄養たっぷり。美味しく食べる方法を解説
秋から冬に旬を迎える長ねぎ。甘くてジューシーな長ねぎは鍋から薬味から色々な料理に使われ、冷蔵庫に常備している方も多いのではないでしょうか。ただ余らせてしまいがちなのがねぎの青い部分。実は捨ててしまうのはもったいない、栄養豊富な食材なのです。今回はたっぷり消費できておいしい食べ方をご紹介します。
長ねぎの青い部分は食べられる?
長ねぎの白い部分は茎で、青い部分は葉だと思っている方も多いのではないでしょうか?実はどちらも葉の部分。長ねぎが日光に当たった部分は緑色に、土に埋まった部分は白色になっただけなのです。
ただ同じ葉でも味や栄養価は異なります。白い部分は淡色野菜に分類され、加熱すると甘くとろりとした食感です。一方、青い部分は緑黄色野菜に分類され、辛味が強く、繊維がしっかりしています。
栄養価で見てみると、以下の通り。日本食品標準成分表には、根深ねぎ(長ねぎ)の青い部分の表示がないので葉ねぎと比較しますが、白い部分よりも栄養価が高く、特にβカロテンは18倍、ビタミンKは14倍です。同じねぎの葉の部分でもこれだけ栄養価が異なるのであれば、青い部分もぜひ食べたいですよね。
長ねぎの青い部分で カリカリおつまみチヂミ
いくら長ねぎの青い部分が栄養豊富でも、繊維っぽくて辛味があるので、どう食べればいいか悩む方も多いのではないでしょうか。鶏肉や豚肉をゆでる時の臭み消しとして使うのも一つの手ですが、今回はたっぷり消費できるチヂミレシピをご紹介します。チヂミにしてじっくり焼くと、青ねぎの繊維っぽさや辛味は気にならず、おいしく食べられますよ。チーズと一緒に焼くので、子供から大人までおすすめの一品です。
<材料(2枚分)>
・長ねぎ(青い部分) 3本分
・桜えび 大さじ3
・A薄力粉 100g
・A溶き卵 1個分
・A塩 小さじ1/4
・A水 100cc
・ごま油 大さじ1
・ピザ用チーズ 60g〜
<手順>
①長ねぎは斜め薄切りにする。
②ボウルにAを混ぜ、長ねぎと桜えびを加えてさっくり混ぜる。
③フライパンにごま油を中火で熱し、②の半量を薄くのばす。上にピザ用チーズを広げ、カリッと焼けたら裏返して裏面も焼く。
<参考元>
「新・野菜の便利帳 健康編」 名取貴光監修
文部科学省 食品成分データベース
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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