【豆苗】再生栽培で失敗しない方法とは?管理栄養士が教える、豆苗を自宅でおいしく育てるコツ

 【豆苗】再生栽培で失敗しない方法とは?管理栄養士が教える、豆苗を自宅でおいしく育てるコツ
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豆つきで販売され、再生栽培が可能な「豆苗」。比較的お手頃な価格で、炒め物やサラダ、あえものなどさまざまな料理に使える野菜です。水だけで再生栽培が可能なので、植物を育てるのが苦手な方でも気軽に挑戦できます。せっかくならおいしい豆苗を育てたいですよね。今回は豆苗をおいしく育てる方法をご紹介します。

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豆苗の再生栽培とは?

豆苗をおいしく育てるには?再生栽培のポイントを管理栄養士が解説
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「再生栽培」という言葉を聞いたことはありますか?再生栽培とは、野菜のヘタや芯の部分に水をあげて再収穫する方法のことです。豆と根っこつきで販売されている豆苗は、根っこの部分を水につけておくことで再び芽が出て収穫を楽しめます。

再生栽培できる野菜は豆苗のほかにも、ねぎ、大根、サニーレタス、キャベツなどさまざまな種類がありますよ。

豆苗をおいしく再生栽培するには?

豆苗をおいしく育てるには?再生栽培のポイントを管理栄養士が解説
illustration by なつめももこ

(1)脇芽を残してカット

豆苗を再生栽培するには、カットする部分に気をつけましょう。芽を伸ばす「脇芽」の部分をしっかり残すことが、おいしく育てるひとつめのコツです。

再生栽培を楽しむなら、豆苗をカットするときに包丁で全体を切るよりも、キッチンバサミでカットするのがおすすめです。キッチンバサミなら脇芽を確認しながら切れるのでよりしっかりとした成長を促せます。

(2)日光にほどよくあたるように

豆苗をおいしく育てるには日光が必要です。窓辺など日当たりのいい場所に置いて、日光にあたるようにしましょう。

ただしポイントは、日光にあてすぎないようにすることです。豆苗には日光が必要ですが、芽や茎に日光にあたりすぎたり、水温が高くなったりするのは豆苗の育成に悪影響があります。茎がかたくなる、水が腐るなどおいしい豆苗を育てられない状態になってしまいます。

レースカーテンやブラインドで直射日光を避けたり、日差しの量を調整したりするのがおすすめです。

(3)水を変えて清潔に

豆苗は水だけで育てるため、水を清潔な状態にしておくことが特に大切です。1日に1回(夏場なら2回)は必ず水を入れ替えましょう。

野菜を育てるというと「水やり」をイメージするかもしれませんが、豆苗の場合は水を足すのではなく、入れ替えるのがポイントです。残っている水を捨てて、あらたに清潔な水で根っこが水につかるようにしましょう。

豆苗をおいしく育てるときの注意点は?

豆苗をおいしく育てるには?再生栽培のポイントを管理栄養士が解説
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肥料は不要

豆苗を育てるときに肥料は不要です。藻が発生する原因となるので、肥料がない方がおいしく育てられます。肥料を加えるよりも、水の衛生状態に気を配る方が大事です。

水につけるのは根っこだけ

豆苗を水につけるとき、根っこの部分だけが水につかるようにしましょう。豆の部分まで水につかると豆が腐ってしまいます。豆苗が育つ養分は豆の部分にあるので、豆が腐らないように注意が必要です。

脇芽を残してカットしたあとは、日当たりと水の衛生状態をよくすれば1週間から10日ほどで収穫できるほど豆苗が育ちます。再生栽培は気軽にできて、おいしく食べられるだけでなくグリーンを楽しめるメリットがあります。豆苗を購入したときは再生栽培を楽しんでみてくださいね。

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AUTHOR

なつめももこ 管理栄養士

なつめももこ

管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。



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