ずっと続く疲れ、不調。原因は"腸の秋バテ"かも?腸の秋バテを対処するのに積極的に食べたいものは
夏から秋に季節が変わり、暑さが少し和らいできているはずなのに、夏バテが続いているような疲労感が。この時期に体調がすぐれないのは、夏の胃腸疲れが引き起こす【腸の秋バテ】かもしれません。 ここでは、そんな腸の秋バテ不調を解消法をご紹介します。
腸の秋バテを引き起こす要因は?
8月はずっと猛暑が続き、9月以降も厳しい残暑が続きそうですね。もう秋になったのに、夏バテのようにだるさや倦怠感を感じたりと、夏から秋への変わり目に体調の変化を感じている方もいるのではないでしょうか。やっと涼しくなって過ごしやすくなった時期に、疲れが続いたりだるさや倦怠感を感じる人は、【腸の秋バテ】が原因かもしれません。
特に、腸は“冷え”に敏感な臓器で、腸が冷えて動きが鈍ると便秘などの不調以外にもストレスや倦怠感を感じやすくなるなど全身に悪影響を及ぼします。腸の冷えからくる秋バテに気をつけましょう。
冷房の効いた室内で過ごす時間の多かった人がなる「冷房冷えタイプ」
暑さ対策のため冷たいものを摂り過ぎてしまったことによって起こる「内臓冷えタイプ」
いずれも夏にカラダを冷やしすぎてしまったため、自律神経のバランスが崩れ全身の血のめぐりが悪くなり、秋になって疲れやだるさ・肩こりや体調不良となって表れてくるのです。
最近は気候の変化によって例年にない暑さや、秋は気温が高い日と低い日の差があることによって、夏は元気な毎日を過ごしていても秋になるとダメージが出てくる方も多いです。
ストレスと腸の関係
また、ストレスを抱えると腸の不調にも繋がりかねません。腸は「第二の脳」とよばれており、たくさんの神経が集まっています。神経は脳にもつながっているので、脳が感じたことが腸へ伝わっているんですね。
このような関係から、腸内環境を整えることで疲れとストレスの緩和につながるとも言われています。
胃腸が整うと食欲が回復し、十分な栄養が摂れるようになります。疲労回復や胃腸を整える効果がある食材を摂りましょう。特に、おすすめなのが「植物由来発酵食品」をとるように心がけてみましょう。
植物性乳酸菌を含む食品に注目
動物性乳酸菌よりも植物性乳酸菌に注目していただきたい理由として、植物性乳酸菌には、自力でたたかう生命力があります。
植物性乳酸菌が生息する野菜や果物といった植物性食品は、乳酸菌にとって、栄養が豊かでなく、成長を阻む成分も含まれるなど、とても過酷な環境です。そんな中でもたくましく生き抜く力があるため、他の微生物と共生したりと強いチカラをもっているんですね。
生きて腸に届きやすい
植物性乳酸菌の生命力は、動物性乳酸菌に比べて3倍もあるのだとか。強い生命力によって、胃酸や消化液の中でも生き延びることができ、“生きて腸に届きやすい”乳酸菌ということになります。
動物性乳酸菌は、ヨーグルトやチーズなどの動物由来の発酵食品に含まれるのに対し、植物性乳酸菌は漬物や納豆、味噌、甘酒などの植物由来の発酵食品に含まれています。
まずは、今日から手軽にできる【腸の秋バテ】対策として、1日1杯のお味噌汁を飲んだりと、1日1品、食事に加えることがオススメです。お腹もあたたまり、冷え対策にも最適ですね。
また、季節の変わり目はストレスで不調をさらに悪化させてしまうことも。ヨガをしたり、「ゆったりリラックス」を心がけて、心とカラダをリセットして、健やかに過ごすように心がけましょう。
AUTHOR
佐藤 舞
豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。
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