【熱中症・脱水症予防レシピ】簡単作り置き!おつまみにも「塩キウイピクルス」管理栄養士考案
例年より気温が高くなると言われている今年の夏。熱中症にも気をつけたいところですが、実は飲料以外、食事での水分補給も熱中症の予防には大事なこと。今回はゼスプリ・プレスセミナーから、管理栄養士、菓子・料理研究家のShie先生に、水分補給を意識したヘルシーな“塩キウイ”レシピを教えていただきました。今年のキウイは大玉が多く、甘くて食べ応えたっぷり!簡単に作れる塩キウイレシピで猛暑を乗り切って。
熱中症に役立つ「塩キウイ」のすごい効果とは?
キウイは、栄養素に富むフルーツ。塩分(ナトリウム)以外、熱中症予防に必要な4つの栄養素=糖、カリウム、マグネシウム、カルシウムが含まれています。「こまめな水分摂取」の需要を満たす、ヘルシーな間食としてもおすすめ。塩分をプラスすれば、激しい運動時などの脱水症対策にも!また、キウイが含む抗酸化ビタミンは抵抗力を高め、紫外線による肌の老化を防止してくれます。
簡単作り置き!塩キウイピクルス
<材料> 2人分 72kcal(1人分当たり)
・キウイ(グリーン、ゴールド) 各1個ずつ ※どちらか1種類でも可
・A)りんご酢 50ml
・A)水 100ml
・A)オリーブ油 大さじ1
・A)塩 ひとつまみ
・A)黒粒こしょう(あれば) 小さじ1/2
・A)ローリエ(あれば) 1枚
・A)鷹の爪(あれば) 1本
<作り方>
1. キウイは縦8等分のくし型切りにし、煮沸消毒した保存容器に入れる。
2. A)を鍋に入れ、沸騰したら火を止め、冷めたら1に注ぎ入れ、2時間以上漬ける。
<Point>
*保存性が高く作り置き可能。こまめに摂取しやすいので高齢者にも。
*キウイや酢による食欲促進!
*チーズを足してカルシウム+たんぱく質の摂取もおすすめ。
*ミントやタイム等のハーブや、シナモン等のスパイスを入れてもおいしい。
*1で使用する鍋は、お酢で傷みにくいホーローやステンレスの鍋がおすすめ。
合わせて気を付けよう!熱中症対策の水分・栄養摂取の3つのポイント
【1:1日に必要な水分摂取量の約半分は食事から】
ドリンクで摂る以外にも食事からの水分が重要。1食抜くだけで300~500ml、ペットボトル1本分の水分を摂っていないことに。3食きっちりと正しい食生活を送ることが熱中症予防の基本です。
【2:水分摂取はこまめに!】
飲料で摂る水分は、コップ1杯程度を1日8回くらいに分けて摂るのが理想。一気飲みは体外に排出されやすくなってしまいます。
【3:大量発汗時は水分と同時に塩分を&ミネラル・糖分も有用】
日本人は塩分を過剰摂取しがちな傾向にあるので、食事からの塩分で十分不足することなく補えてはいますが、たくさん汗をかいたときは水分とあわせて塩分も摂ることをおすすめします。水分の吸収を促す糖や、汗と一緒に失われ、熱痙攣を防ぐカリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルを併用するとより効果的です。
教えてくれたのは…Shie先生
株式会社ネクストエル 取締役、管理栄養士、菓子・料理研究家。大学卒業後、大手食品メーカーに研究員として16年在籍。サラダ・惣菜・調味料等の商品開発、商品価値を活かしたレシピ開発、美味しさの数値化等に従事。2021年に独立。レシピや商品開発、開発コンサル、コラム執筆、セミナー講師、フードコーディネート等に加え、東京港区にて理論を伝える料理・菓子教室の主宰、オーダーメイドスイーツの受注販売等も行う。
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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