ここを鍛えるとメリットだらけ!脚のラインが整い、疲れにくい身体になる【ハムストリング強化エクサ】
ハムストリングス(太ももの裏側)というと柔軟性のためにストレッチする!そんなイメージがありませんか?何事もバランスが大切です。ハムストリングスは、伸ばすだけでなく、しっかり使えるよう鍛えることで、美脚や腰痛予防、瞬発力アップ、体の安定性などが期待できるのです。今回はハムストリング強化エクサのご紹介です!
ハムストリングスを鍛えるといい事づくし?!
ハムストリングスってどんな筋肉?
ハムストリングスとは、太ももの裏側(坐骨から膝裏まで)を走る3種類の筋肉(半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋)を指して呼ぶ総称です。股関節の伸展と膝の屈曲に使われる筋肉で、日常生活の中では、歩行・走行・階段の登り下りなどに関わる重要な筋肉です。
正しく使えていない現実
しかし、ただ歩く、走る、の動作をしているだけでハムストリングスを十分に使えているのかといえば、そういうわけではありません。
現代人の慢性的な運動不足や、骨盤の歪み(前・後傾)などによる姿勢の悪化、加えて避けられない老化と共に、筋肉は衰えたり、硬くなったりしていきます。数ある筋肉の中でもハムストリングスは、筋力が衰えやすい筋肉のひとつとも言われています。
柔軟性ばかりがフォーカスされがち
ハムストリングスといえば柔軟性が大切とばかりに、とにかく伸ばすことをイメージする方も少なくないのではないでしょうか。
筋肉は伸びるだけでなく、しっかり戻ってくるバネのような「しなやかさ」が鍵です。つまり、筋肉を収縮させる=アクティブに使う、鍛えることも、同じだけ重要です。
伸び縮みの「バランス」を保つことで、綺麗な見た目、美脚効果が期待できるだけでなく、反り腰を防ぎ腰痛を予防します。
合わせて歩行時、ハムストリングスによってしっかり足を蹴り出すことが可能になり、安定した下半身や長時間の歩行でも疲れにくい体づくりに繋がります。スポーツのシーンで言えば、瞬発力や跳躍力アップが期待できます。
つまり、ハムストリングスを鍛えればいいこと尽くし♪【ハムストリング強化エクサ】で疲れにくい体づくりをめざしましょう。
疲れにくい体作り☆ ハムストリングス強化エクサ
イスとタオルで簡単!3ステップ
・ステップ1
椅子に浅く腰かけます。足が滑らないよう床の上にタオルを置き、足をのせます。
姿勢を崩さずに、ハムストリングスの蹴る力(タオルを手前に引き寄せる力)を使いながら、膝の曲げ伸ばしを4セット繰り返します。
・ステップ2
前傾姿勢になって椅子から腰を浮かせます。ひと呼吸キープしたら、ゆっくり腰掛けてを数回繰り返します。
*ポイント:ステップ1同様、ハムストリングスの蹴る力(タオルを手前に引き寄せる力)を、意識して使い続けましょう♪
・ステップ3
椅子からまっすぐに立ち上がったあと、腰を曲げて5秒間ホールドしたら、ゆっくりと椅子に座ります。
ヨガマットでチャレンジ☆応用編☆
前足をタオルの上に乗せ、膝付きの姿勢に入ったら、椅子のエクサ同様、ひざを曲げ伸ばしして前脚のハムストリングスをしっかり使います。
前脚ハムストリングスの蹴る力を使って前傾姿勢に入り
脚を上げたまま立ち上がります。出来る方は両手を上げても。
ゆっくりとひざをついてフィニッシュ!お疲れ様でしたー^^
柔軟性と安定性を備えたバランス力あるハムストリングスを手に入れて、疲れにくい体と美脚を目指したいですね。ぜひお試しくださーい♪
動画はこちらからご覧いただけます☆
AUTHOR
井上浩子
2002年、留学先NYのバレエスクールの授業でヨガに出会う。厳しいプロ生活で心身を壊したことをきっかけにヨガは欠かせないライフワークに。自身の経験から、「自分に安心できる感覚と自分への愛おしさを取り戻す」をモットーにレッスンを展開。 解剖学に基づく効果的なシークエンス構成と 誰にでもわかりやすいインストラクションに定評がある。日米指導歴14年・バイリンガル講師・RYT500。オンライン&対面レッスン、指導者養成のほか、ヨガ関係の通訳・翻訳も行う。
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