ちょっとのコツで美味しさが変わる!もやしを茹でる時に意外と大事な3つのポイント|管理栄養士が解説
お家でもやしを調理すると、くたっとしてしまったり、水っぽくなってしまったり、もやしのシャキシャキ感がなくなってしまうことがあります。もやしは身近で手に入りやすく栄養もしっかりある食材。毎回美味しく食べるためにポイントを知っておくと便利です。簡単ですぐできるポイントを管理栄養士が詳しく解説していきます。
もやしを茹ですぎるとどうなるの?
もやしは食物繊維やミネラル・ビタミンがしっかり含まれている野菜です。
ですがもやしを茹ですぎることで、水溶性であるビタミンやカリウムが水の中に流れ出てしまうため、栄養素は減少してしまいます。また、茹ですぎることでシャキシャキとした食感も失われるので、貴重な栄養素や食感を残すためにも調理の工夫は大切です。
もやしを美味しく茹でるコツ3つ
① もやしは冷水で冷まさない
ほうれん草や小松菜などは茹でたあと冷水にとってすぐ冷やすことがありますが、もやしは冷水に入れると水っぽくなってしまいます。シャキシャキ食感をしっかり残すために、冷ます時は大きめのザルにまんべんなく広げて温度を下げましょう。
②酢を少量いれる
茹でる時に酢を少量いれることで、もやしの色を白く保ち、もやし独特の青臭いニオイも軽減してくれます。
③茹で時間は短時間
一番利用する頻度の多い緑豆もやしの茹で時間は、1パック200g程度の内容量であれば40秒前後です。
あまり長く茹でるとくたくたになる原因に。タイマーなどで時間を計ると良いでしょう。
電子レンジで茹でることはできるの?
忙しい時は電子レンジでもやしを加熱することもできます。
1パック200g程度のもやしであれば、耐熱用にいれて600Wで1分40秒ほどでシャキシャキの食感を残せます。
また、もやしは水分の多い野菜でもあるためピッタリラップをしてしまうと水っぽくなる原因に。蒸気が抜けるようにふんわりラップをかけましょう。
熱湯で茹でてシャキシャキ食感が残せない方も是非電子レンジの茹でもやしを挑戦してみてくださいね。
まとめ
ちょっとの工夫でシャキシャキの食感を残しつつ、栄養素も維持できることがわかりました。シャキッとした食感をキープできると、噛む回数も増えるため、満腹感もしっかり感じられます。使用できる料理のバリエーションも多く、食事のボリュームアップにも活用できるので、茹でるコツを掴み美味しくもやしをご家庭のお料理に取り入れていきましょう!
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く