顔だけ前に出てない?二重顎になってない?顔周りがシュッとする壁を使った「ストレートネック」改善法
スマホやPC作業などで、気づいたら画面に顔を近づけて見ていた。なんて経験はありませんか?気づいた時には肩こりや首こりが慢性化していて辛い症状の人も多いはず。なのに、見た目の姿勢を変えることを意識して間違った改善法に取り組んでいる方が多いのです。今回は壁を使った正しいストレートネック改善法をお伝えします。
間違ったストレートネック改善法は二重顎を作り出す
頭が前に落ち、首(頚椎)のカーブがなくなり真っ直ぐにしまうことをストレートネックと言います。皆さんは「頭が前に出ている」と日常生活で気づいた時、どのように治していますか?
「頭が前に出ているから、アゴ後ろに引こう!」
と頭だけを後ろに引いているのではないでしょうか。実はそれ、とても危険なのです。他の身体の状態を変えずに、頭の位置だけを後ろに引くと、二重顎になり気道を圧迫してしまいます。首肩こりが治らないだけでなく、呼吸もさらに浅くなってしまうのでこの方法は今すぐやめましょう。ストレートネックの姿勢を正すには頭だけの位置を変えてもダメ。別の場所から意識する必要があるということなのです!
胸椎を意識
意識するべき場所とは、ずばり胸椎!背骨(脊柱)は首(頚椎)・胸(胸椎)・腰(腰椎)・仙骨が連なったものであり、胸椎はその胸部分です。
良い姿勢とされている背骨の状態は
頚椎ー緩やかな前カーブがある
胸椎ー緩やかな後ろカーブがある
腰椎ー緩やかな前カーブがある
ストレートネック時の背骨は胸椎が大きな後ろカーブを描き、頚椎が真っ直ぐになっていることがほとんど。つまり、ストレートネックを改善するためにはまず、頭の位置を後ろに引くのではなく、胸椎を持ち上げて緩やかなカーブにすることが重要なのです!
胸椎が持ち上がると<頭の位置が正しい位置へと勝手に戻る・二重顎ぐせがなくなる・バストアップが見込める>という良い影響が待っています。今回のストレートネック改善法は、無理なく胸椎を持ち上げるために柔軟性を出すエクサです。
壁エクサしてみよう
準備ー壁を向き、30cmほど離れて立つ。足幅は腰幅〜肩幅楽な幅でOK
1)両手を上げ肩幅より大きめに開き、壁をさわる
2)そのまま壁に胸を近づけていく30秒キープ
スマホの使いすぎや長時間のデスクワーク後にぜひ取り入れてみてくださいね。
▼動画で詳しく確認する▼
AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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